18きっぷと三江線の旅:京都

醒ヶ井の水辺を満喫した後は、京都へ向かいました。今年4回目(?)の京都です。(実は、3月~4月にかけて2度京都へ行っているのですが、ばたばたしていてその時のことがアップできていません・・・。)

毎年何度も訪れている京都ですが、基本的に冬か春が主です。夏は久しぶりだったかな?暑いのが苦手なので、どうしても盆地のむしむしを倦厭してしまいます。笑

そんなことは百も承知なのか、というより地元の方もやっぱり暑いのでしょう、駅の外には涼をとるための様々な工夫が見られました。

氷のかたまりで見た目もひんやり。

少し見づらいですが、市バスのバス停上から、ミストも出ていました。

そんなこんなに感心しつつ、まずは荷物を置きに宿へ向かいます。今回は南禅寺の宿坊に泊まりました。

南禅寺の入り口手前の駐車場のあたりにある建物です。

お部屋はこんな感じで、ほとんどホテルと同等の使い方ができます。仮の門限のようなものはありますが、チェックイン後は自由に外出可能です。

荷物を置いて外へ出たらすごい夕焼けでした。

琵琶湖疏水記念館の辺り。

しばらく夕焼け散歩を楽しんだ後はお食事へ。やっぱり和食系のものが食べたかったので、前から気になっていた五条の辺りのお店へ。時間帯が早めだったのが良かったのか、運よく予約なしでも入れました。

誰に気遣うこともないので、食べたいものを色々選んで好きに食べました。

このお店は味も素晴らしかったのですが、心配りに感動をしました。

会計時に気付いたのですが、一人で入ったので、分量を調節して出してくださっていたようです。想定していたよりも2000円くらい安かったのです。元々出すつもりだった金額でも充分満足できるクウォリティーだったのですが、請求額に驚いて、「これで本当にいいんですか?」と伺ったところ、「はい」とにっこり。

他の方とのやりとりからも、お客さんをとても大切にしているのが伺えて、素敵なお店だなと思いました。そして、また来よう、と思いつつお店を後にしました。

とても良い気分で烏丸通りまで出て、まだデパートの開いている時間帯だったので、そのまま四条まで歩いて食後のデザート買いに行くことにしました。

そして宿から戻りデザートを食べた後も何だか歩きたい気分だったので、また夜のお散歩に出かけました。

夜のインクライン。桜の時期は混雑でひどい状態でしたが、誰もいなかったのでゆっくり歩けました。

そしてそのまま南禅寺へ・・・

たまに自転車が通ったりしていましたが、基本的に真っ暗で、当たり前ですが人がいませんでした。ちょっぴり怖かった。笑

このあたりでだいぶ満足して、就寝しました。


翌日。せっかく南禅寺に泊まったので、近くにある朝粥が有名なお店へ食べにいきました。

鮎の塩焼きは追加で付けていただきました。蓼酢(?)がおいしかったです。

食事をとった後は、お寺に戻りました。前日は到着が夕方で(夜に一瞬散歩に来ましたが真っ暗で・・・笑)ほとんど散策できなかったので。

ただいま。

宿坊の宿泊者特典で、三門と南禅院のお庭に無料で入れるので、まずは三門に行きました。(特典は、宿坊の受付で言えばチケット?を頂けます。)

上からの眺め。緑が深くていい感じです。

空~

三門を出て、庭園に向かいます。このインクラインの辺り、好きです。

お庭に入ります。

建物の中には入れず、外から眺める形です。

落ち着く空間。

しばらくまったりした後は、昼食へ。前から気になっていた、オカメインコがいるというカレーカフェ(?)に行くことにしました。

スリランカカレーをオーダー。待っている間にオカメちゃんと遊ばせてもらいました。とても人懐こくてかわいい子でした。

カレー。

食後のコーヒー。

店内でくるりのベスト(2作目)がかかっていたので、くるりがお好きなんですか?と店員さんに話しかけたら、そうそう!ということで、色々盛り上がりました!

お店にはインコの他にカメもいて、脱走しようとしていました。笑
面白いお店だったなぁ~

食後は、くるり話で盛り上がったせい、というわけではないのですが、立命館大学のほうへ行きました。

建築家の本野精吾さんの旧宅が特別公開されていたからです。立命館大学からすぐ傍のところでした。

室内は天井が低くて、シンプルなんだけれどもこだわりが感じられて、不思議な感じでした。

その後は、鴨川沿いへ。行ったり来たり、あまり効率を考えずに動いています。笑
京都はわりとこんな風に、行き当たりばったりな感じで過ごすことが多いです。

そしておやつタイム。

祇園の辺りでお茶した後に、東山まで移動してジェラートを食べています。笑

その後は、だいぶ暗くなっていたので、伊勢丹でお買い物。


そして夕食に出かけました。・・・が、これが大失敗でした。。

二条の辺りの評判のよいお店に、楽しみにして行ったのですが、とても横柄な対応をされ、気分が悪くなったので、出てきてしまった突き出しのみを食べて退席しました。。こんなことは初めてで、とてもとても残念でした。

具体的に言うと、まず、入店後、先客の常連らしい団体さんの対応で忙しいので、しばらく待ってくれと言われ(これは全く問題ありません)、その間、メニューも何も見られずにただ待っていたのですが、やっと落ち着いて出てきたものが、一品料理がどれも一人で頼むにはどうかなという価格帯だったので、店員さんに聞くと(おそらくソムリエの方)「おまかせコース」のほうが色々スムーズかもしれませんね、とのこと。で、あれば、と、今度はおまかせコースについて尋ねると、若い板前のような方が出てきて「おまかせコースのできる時間帯を過ぎている。今あるものでやれないことはないが、できないものもある。」というようなことをおっしゃったので、「具体的におまかせとは何品くらいのものが出てきて何ができないのか。元々7000円くらいで考えていたが(事前情報でコース7000円と見ていたのに9000円になっていた)それよりも値段が上だし、できないものもあるということなのでどんな感じになるのかを教えてほしい」と尋ねると、「値段を気にするような方にはうちは合わない」とのこと。

そんなやり取りをしている間に、突き出しが出てきてしまったので、もうこのお店はだめだなと、突き出しのみでさっさと出ることに。「お酒は?」と言われ、本当はそれもここでは頼みたくないと思いながらも、白を頼みました。

・・・しかし。突き出し(1500円とのこと)と、頼んだのは900円の白ワインだったはずなのに、会計がゆうに4000円を超えていました・・・席代が2000円とかなのでしょうか。。しかも明細もなし。全くどういうことなのだか。。もう面倒なので支払って出ましたが、全てにおいて不信感の募るお店でした。まさにお金をどぶに捨てたような体験でした。

思えば、先客の団体は「先生、先生」と呼ばれる方がおり、その場では大学教授でも来ているのかなと思っていたのですが、メニューには書かれていない飲み放題風のお酒の開け方で、お店の人にも一杯どうぞ、それで乾杯、などということをしていたので、よほどの特別対応なのか、あるいは際限なくお金を使える方だからそのように見えたのか、わかりませんが、某老舗ホテルの前という立地もあり、「先生」というのは政治家だったのかもしれないな、等と、考えました。
普段からそのような羽振りのよい上客ばかり相手にしていたら、それは分不相応一般人が小さな金額でケチっているというように見えてくるのかもしれませんね。

仕方がないので、宿へ戻り、打ちひしがれながら、デパ地下で買ったお惣菜を食べました。

その後、かなりむかむかしていたので、それを発散させようと夜の鴨川沿いをがんがん歩きまくってきました。

学生の頃から何度も京都へは来ていますが、こんなにひどい体験は初めてでした。

翌日は起床後わりとすぐに発つ予定だったので、せめてこれが取り返せる機会のある時であればよかったのに・・・と思いつつ、心底悲しい思いで就寝しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?