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顧客モデルをつくってみる??

はじめに

第三回講義:商品開発の流れ

こんにちは!都内女子大生のななみです。


以下は講義で行うマーケティングの流れです。
今回は、1~3の内容を説明していきたいと思います。

市場分析


【市場分析とは??】

市場分析という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
しかし、どのように分析を行うのか具体的な方法を知らない方も多いのではないでしょうか?

市場分析とは、市場の特性や動向などを分析するために用いる方法です。
企業を取り巻く市場の構造や規模を把握し、需要と供給や競争力の動向を判断することができます。

市場分析は、マーケティングや経営戦略に関する重要な材料になります!!

【なぜ市場分析が必要なの??】

市場分析が必要な理由として、マ―ケティングの成功率を高めるためです。
市場分析を行うことで、顧客のニーズ・ウォンツを正確に把握し、それを満たすものを提供することができます。
また、経営者の意思決定にも大きく影響を及ぼします。正しい市場への理解をしていないと、大きな損失につながります。

市場分析は顧客のニーズの把握や自分たちの分野を理解することができるメリットがあります!!

市場分析の主なフレームワーク


【PEST分析】

PEST分析とは、外部環境

政治(Politics)、経済(Economy)
社会(Society)、技術(Technology)

と4つの側面から分析する方法です。
これら4つのマクロな観点から市場を捉えます。

P : 政治的要因
→法律や条例など、行政レベルでの変化
E : 経済的要因
→経済成長や景気などの経済動向の変化
S : 社会的要因
→流行やライフスタイル、意識の変化
T : 技術的要因
→設計、生産や研究開発などマーケティングに関わる技術の変化

理解を深めるためにサントリーを元に考えてみましょう。

P:政治的要因
アルコール飲料は各国の規制に強く影響を受けています。
飲酒運転や未成年への販売が禁止されていることも重要です。

E:経済的要因
経済の成長の有無は、アルコール飲料市場に大きな影響を与えます。
また、全体の所得の変化によって高品質なお酒の製造を後押しすることがあります。

S:社会的要因
健康意識の高まりと同時に、ノンアルコール飲料への需要が増えています。
また近年、会社内の多様性の尊重を重視し、多様な消費者層にマッチした商品を製造することが求められています。

T:技術的要因
飲料業界に限らず、デジタルマーケティングが注目されています。
SNS広告を活用したマーケティング戦略が求められています。


自社を取り巻く外部環境のうち、
現在・未来において
どのように影響を与えるのか予測するための分析手段になります!

【3C分析】

3C分析とは、3つの「C」が市場を構造していると考え、調査を行う分析です。
マクロな視点から市場を分析します。

Customer(顧客)
→PEST分析を踏まえ、顧客のニーズや消費・購買行動などを把握する
Competitor(競合他社)
→競合他社の強みや売上額などをリサーチの対象とし、自社と比べてポジショニングを検討する
Company(自社)
→競合他社と同じ基準で自社を客観的に分析し、強みや相性 などを調査し、今後の戦略に役立てる

3C分析を行う上で、事業の目的やゴールを言語化する必要があると感じました。

「多くの顧客に購入してもらいたい」
「何度も顧客にリピートしてもらいたい」

この2つでは方向性が変わってきます。
また、市場分析が基盤となるため自ら足を運んで情報収集する必要があると思いました。

【主観ではなく客観】

マーケティングを行う上で大前提として、自身の主観を入れてはいけません。

そのために、上記で説明したPEST分析が必要になります。
外部環境からしっかりと予測し、それに伴って顧客のニーズを把握する必要があります。

これらの分析は複数人で行い、客観的な視点でデータを分析しましょう。

ターゲット設定


【なぜターゲットを設定するのか??】

理由は一つ
ターゲットを決めないと失敗します!!

高度経済成長期は企業側が一方的に提供した商品やサービスを提供しても
顧客は購入をためらいませんでした。
お金をお金を惜しみなく使える時代ならではですね…
しかし、オイルショック以降になるとお金を惜しみなく使うことができなくなってしまったため、自分に合った商品を慎重に購入することが多くなりました。

誰に商品やサービスの価値を届けるのか考えなくてはいけないのです。

私達、トキメク商品開発企画部では女子大生に向けて商品を作るため、
ターゲットを「女子大生」にくくってしまうと広くなってしまいます。

そのため、ペルソナを設定します。

【顧客モデルをつくろう!】

ペルソナとは、商品やサービスを利用する顧客モデルのことです。
ターゲットと似てる??と思った方もいると思います。

ここで具体例を挙げます。

このようにペルソナを決めておくことによって、
客層のばらつきを防ぎ、余計なコストを削減することができます。

確かに、全世代を対象とした商品はなかなか難しく、
心に響きにくいのではないかなと思いました。
欲張ってはいけませんね…

商品コンセプトの決定


商品開発の起点となるのは、
アイディアですがただ単に決めればいいのではなく

顧客の需要を元にをつ商品やサービス

を作らなければなりません!

現代では商品やサービスで溢れています。
差別化をしなければ消えてしまいます。

顧客の課題を探し当て、
顧客の課題を解決してあげることが必要になります。

まとめ


商品やサービスが溢れているなか、「私が欲しかったモノだ!!」と思ってもらえるかが重要になります。
そのために市場把握をし、ターゲットのペルソナをより詳細に設定する必要があります。
決して主観的になってはいけません、顧客のニーズに寄り添って客観的になることがマーケティングのポイントだと思いました。


次回は
『第四回マーケティング講義1』
~ターゲット設定~

より具体的に行います!


第二回講義:社会の仕組み



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