転機
私がColorbathと初めて出会ったのは今から約2年前の夏頃。
人のつながりやタイミングが噛み合ったこともあり、約3ヶ月間、ネパールで駐在型のインターンをさせてもらえることになった。
今だからわかることだけど、この3ヶ月間が自分にとってはものすごく大きくて、自分の価値観や世界観みたいなものがガラッと変わった。
それまで小中高の学校教育で習ってきたこと、日本で「あたりまえ」とされていることが、実は日本というコミュニティの中だけのものだったと身を持って感じることになった。
以前から、国や文化が違えば考え方や価値観も違うみたいなことは、なんとなく頭ではわかっていた。
頭では。
でも、自分の中にある「あたりまえ」という名の偏見が、どれだけべったりと、しつこくこびり付いていたかを、Colorbathでのインターンを通して思い知った。
ここで言う「偏見」は差別的な意味ではなく、「自分が何の疑いもなく当たり前だと信じていること」のこと。
「偏見」というと大ごとっぽく聞こえるが、つまりは、22年間かけてつくりあげてきた「私」である。
22年という歳月をかけてつくりあげてきた「私」と向き合うのは、自分にとっての一大改革で、
だから、すごく悩んだし、痛みもたくさん経験したし、正直しんどかった。
でも、その原体験があったからこそ、私はいまの仕事をしているんだと思う。
今度は自分が、無意識のうちにみえる世界を狭めてしまっている人に気づきを与えたい。
そんな想いを抱えて活動している。
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