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「GE帝国盛衰史」を読む4 ーブランド変更と組織改編(苦境に陥るとよくなされる手段だが)ー

「第11章ブランド再構築」の最後まで。ここにいたってイメルトは改革を始める。マーケティング中心の戦略、買収ではなく今ある事業の成長、その為の組織改編、そして中国への進出。

客観的にみて方向性は間違っていないように見えるが複雑なコングロマリットで組織改編を行い、各営業がGEの製品を幅広く売っていく、ということが果たして管理可能なのか。財務などの機能は共通基盤としてシナジーを狙うと書いてあるが著者もいっているように収益管理が可能なのかどうかは気になる。

個人的には、極めて不安定になった外部環境に対しては一旦過度な業績へのプレッシャーを外しカンパニー制のような形で各カンパニーに外部環境変化への戦略立案を任せ、中央はシンプルにその戦略達成を支援した方がいいのでは?と思いましたが、、。

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