【書評】「V字回復の経営」2年で会社を変えられますか?【個人的に史上最高の経営戦略本】
個人的に史上最高の経営戦略本と言えば、「V字回復の経営」2年で会社を変えられますか?です。
今から十数年前、吹けば飛んでなくなるような(従業員五名程度の)弱小支店の店長になった私は、あと半年業績が悪ければお店はなくなる。という宣告を店長になった月に受けました。
どうしたらいい?大きくても小さくてもそんな(一つの組織を立て直すような)経験はない。そんな時に本屋さんにいた時に手にとって購入したのがこの本でした。
この本は小説仕立てになっています。一人の主人公が「2年で赤字企業を黒字にできなければ退任する」という設定で、企業再建に向けて奔走していく様子が描かれます。
主人公は赤字といえどもかなりの規模の企業で、私はミニ支店と置かれた境遇は違いますが、これを読んだときの衝撃は今でも覚えています。それまでもMEポーターの「競争の戦略」などは読んだことがありましたが、この実践的な物語は、その後の私の弱小支店建て直しに大きなヒントをくれました。
その時の私の体験記もまたいつかnoteで記事にしたいと思います。もちろん本の主人公、いやそれ以上の経験もしましたが、困った時はこの本を読み、原点を思い出していました。今までで五回は読んだと思います。(先月も実はもう一回読みました)
大きい組織でも小さな組織でも何かを率いる立場にある人なら「必ず」一度は読みたい本と思います。是非。
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