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「マネージャー」という仕事に自信を失くしている時に読むと勇気をもらえる本

2018年9月現在、創業4年・社員50人・アルバイトやインターンを含めると70名のベンチャーでCOOをしています。

個人的には人の成長は非連続だと思っていて、失敗体験から何を学び、どう活かすかはまさに自分次第。

30人の壁みたいなものに直面し苦労していた際にいくつかのマネジメントに関する本を読んだことで成長が深まったと思っていて、その感謝の気持ちを込めて参考になった本をその理由含め紹介していきます。

オススメの本だけ気になる方はこちら↓

1.自信を失くした話

スタートアップの経営者によくある話ですが、(自分で言うのもなんですが)プレイヤーとして割とスーパースターだった人間が持て余した力を起業に力を向け、山あり谷ありあって会社を大きくしてきた感じです。

会社の簡単な遍歴はこちら

27歳でマネジメント経験が無いままに起業して、最初は組織というよりはプロジェクトという感じで、それぞれがそれぞれの役割を全うすれば会社が進んでいったのに、

やることが増えたので様々なポジションで「この人と一緒に働きたい!」という優秀なメンバーを採用したはずなのに、30人の壁みたいなものが来ると急にメンバーから、

会社が信用できなくなってきて、働くのが辛い
渡邉さんにはもうついていけない
この会社で過ごした時間はキャリアの無駄となってしまった、もう会社を辞めます

みたいなことを言われ出しました。(え、そんなこと上司に感じたこと今までなかったけど!!オレってそんなに間違ってた!?)

当時を振り返るとマネージャーとしても経営者としても足りないことが多すぎたと反省して、様々な試行錯誤を繰り返した結果、最近は少し楽にマネジメントできるようになってきて、部下との面談の際にも

渡邉さんが上司でよかった。働きやすい
渡邉さんが上司のおかげで成長できた。もっと成長して会社に貢献したい

みたいなことを言ってもらえるようになってきて、自分の心構えみたいなものを言葉にできるようになってきました。

(驚異的な変化!もちろんまだまだ足りない点は多々ありますが...)

人材育成の世界には、

70%が経験、20%が薫陶、10%が学習

という言葉があるようで、当然ながら経験から学ぶことが多いですし、人から言われて気付くこともたくさんあります。

人の成長は非連続だと思う理由ですが、失敗体験をした後だと人からの教えからも本からも学びの質が一気に深まると思っています。

課題に直面して貪欲に学ぼうとするときと、ベストセラーの本を流行っているから読むときだと、学びの姿勢が違うので学びの質が違うのは当然かなと思います。

ぜひ失敗体験をしているときこと学びのチャンスだと思ってたくさんインプットすることをおすすめします。

2.「マネージャー」という仕事に自信を失くしている時に読むと勇気をもらえる本

本来、「マネジメント」についての本でいえばドラッカーの「マネジメント」とかの良書がたくさんあるんだと思います。ただ、今回の対象は自信をなくしているときに読むと勇気をもらえる本なので、実践難易度の高い理論書などは対象外ということですみません。

『リーダーシップの旅 見えないものを見る』 野田 智義・金井 壽宏

マネージャーであることに自信を失くしているときは、何かになろうとしてしまいがち。「エマージェント・リーダー(自然発生的なリーダー)」という概念が本書では紹介されていて、目の前の行動1つ1つをがんばろうと思える本です。

フォロワー視点で、どういう人についていきたいと思うかという記載も多く、マネージャーとしての自分目線から部下目線になれるのもよいです。


②『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』 岩田 松雄
こちらのリーダーシップ像も、組織のために尽くしていれば結果的に人はついてくる的な考え方なので、肩の荷が降りる本です。

あとは、仕事を頼むときは「Why」から始めなさいなどのマネジメントの具体的なハウツーについても書かれていて、行動レベルで参考になることが多いです。


③『ザ・ファシリテーター』 森 時彦

・集団には四つの懸念があるから、信頼関係・お互いをオープンにできる・共通言語を作るコミュニケーションが重要

・部下の持つ知恵を引き出し、1つの力にするのがマネージャーの役割

辺りがストーリーの中の実践で学ぶことができます。

自信を失っているときは強いリーダーになろうとしがちな気がしますが、そうでないマネージャーのあり方で組織を成功に導いた主人公から勇気をもらえます。

④『戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ』 三枝 匡

著者の三枝さんはミスミを340人の商社からグローバル1万人規模の国際企業にしたプロ経営者として有名な方です。

組織を変革して成功に導きたいマネージャーに対して、古くからの人間の反発にも立ち向かい、困難な状況の中で成功に導くストーリー仕立ての本です。

会社が潰れてしまう瀬戸際感の中で、成功を導いた主人公の決断力や行動力から、マネージャーが組織に与える影響度とやりがいを認識でき、明日から仕事をがんばろうという気持ちになれます。

戦略のフレームワークや組織論など、ノウハウとしても勉強になります。


3.最後に

マネージャーとして参考になった本を紹介しましたが、自分のキャラクターにあったマネジメントスタイルを見つけることも大事なのかなと思います。

私にとっては上記4つの本のマネジメントスタイルがしっくり来たという話でもあると思います。

あとはマネージャーとしてどう振る舞うのが正解かというのは会社次第ですし、事業のビジネスモデルや市場環境などによって最適化されるべきだと思います。

だからこそ企業理念行動指針みたいなものを定めてマネージャー・経営陣が共通言語・共通理解あるなかでマネージャーが自部門のミッションを遂行すべきだと思います。

(企業理念や行動指針、組織マネジメント全体についてはいつかアウトプットしたいと思います)

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