HSS型HSPのトリセツ
HSS型HSPとは、刺激追求型・内向型HSPのことで、人口の6%存在していると言われています。
HSS型HSPの特性とそれに対する対策をまとめてみました。
HSS型HSPの特性と対策
熱しやすく冷めやすい
好奇心旺盛だがすぐに飽きてしまう
仕事、趣味、恋愛など様々なことで興味を持つとすぐに飛びつくが、見通しがつくと急に飽きてしまいます。
対策
ひとつのことを極めなければいけないと思い込まずに、器用で要領が良いので色んなことを本能のままにやってみましょう。
急にエネルギッシュになり予定を詰め込む
スイッチがはいると無性に行動したくなり、旅行や友人と会う、イベントに参加など予定をびっしり埋めようとします。しかし予定をこなしていくうちに疲れてしまい、予定をこなすことが億劫になってしまいます。
対策
予定を入れたくなったら、8割程度にするようにしましょう。もしくは先に何もせずに休むという予定から入れても良いでしょう。
刺激がないと生きている意味がない
生活がマンネリ化すると人生がつまらない、何で生きているんだろうなどと考えてしまいます。
対策
新しいことに挑戦することが良いのですが、趣味以外の仕事や恋愛はそう簡単にはいきません。そこで簡単でおすすめなのが、感性を揺さぶられるような音楽や映画、景色などを聴いたり観たりする、もしくは極端に髪型を変えるです。
矛盾することがある
刺激を求めながらも内向的であるため、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいると揶揄される気質です。
対策
周りは矛盾しているあなたに困惑しているので、矛盾しちゃうんだよねくらい軽い感じで自分の気質を伝えておきましょう。理解を求めるとしんどいので、あくまで私はこんな人間ですと看板を出すだけと考えましょう。
人と仲良くなることが面倒になる
人当たりも良く、そつなく場を回し上手に場の雰囲気を良くするので人がよってきますが、連絡交換してその後の付き合いができると途端に面倒になる。
対策
無理に人間関係を継続せずに、断る技術やフェイドアウトする技術を身につけましょう。
すぐに疲れて、無気力になる
HSPの敏感な気質から刺激が多すぎたり、気になることを言われたりすると疲弊してしまいます。
対策
自分がすぐにガス欠することを理解しましょう。何もしない予定を組み込んでおきましょう。
集中すると休まない
やりだすと食事をしないほど集中してのめり込んでしまう。
対策
集中している時は下手に休憩をいれると集中が切れるので、限界までやり切った方が良いでしょう。
真面目で努力家
純粋で人の意見を素直に取り入れる真面目さがあるが、自分の赴くままに楽しそうに生きている人を見ると羨ましく感じる。
対策
自分の感性を優先する時間を作りましょう。好きな食事やお酒を飲む、1人カラオケに行く、創作するなど。
すぐに結果を求める
色々とチャレンジするが、すぐに結果が出ないと飽きてしまいます。
対策
すぐに結果が出づらいことは、間にスモールゴールを設ける。
空気を読みすぎる
人ごみや騒音が苦手
敏感で刺激を受けやすいため、満員電車など人が多くうるさいところは苦手です。
対策
刺激を避ければいいのですが、HSSの気質である刺激が欲しいという思いがあり、人の多い場所へ行きたくなることがあります。イヤホンで音楽を聴く、サングラスをするなど刺激を抑えるアイテムを使用しましょう。
初対面の人を見抜く
出会った人の話し方やトーン、仕草、雰囲気から直感的に人柄を見抜いてしまいます。
対策
相手に合わせようとすると、気を使いすぎて疲弊してしまうので、自分に合わないと感じたら直感を信じて深い付き合いはやめましょう。
まとめ役が苦手
器用で真面目なあなたは幹事やリーダー的な役割を振られることがあります。しかし真面目さが完璧主義になってしまい、悩んでしまうことになります。
対策
一人で決断しようとせずに他人に意見やアドバイスを求めましょう。すべてがうまくいくことなんてないことを肝に免じましょう。
サポート役が得意
リーダーよりもリーダーの足りないところを見つけてサポートすることができ、心強い参謀になることができます。
対策
もしリーダーをしなければいけない場合は、周りを率いるタイプではなく、周りの意見をまとめるタイプになりましょう。
パーソナルスペースがないところは苦手
満員電車などもですが、それ以外にも美容室や歯医者のような他人が接触してくるところが苦手です。
対策
できるだけ安心できる場所を探しましょう。美容室で美容師さんが近づくのは仕方ないですが、隣のお客さんが見えない、距離が離れているなど少しでも安心できる環境を整えましょう。
感受性が豊かである
芸術的な感性や共感能力が高く、映画や小説で感情移入しやすい。子供や自然にふれると泣きそうになる。
対策
芸術にふれたり、表現できる場を作りましょう。良くも悪くも影響を受けやすいので、周りにポジティブな環境を設けましょう。気持ちを切り替えるスイッチを見つけておきましょう。
マルチタスクが苦手
日頃からさまざまなことを考えているので、アクシデントが起こったり、人間関係でトラブルがあったり、時間がなかったりすると余裕がなくなります。
対策
まずは深呼吸して、行動することをやめましょう。冷静になれば問題解決の糸口が見えてくるでしょう。
悩みやすい
行動したあとに反省する
イベントや飲み会などの後に「あの時の態度はまずかったかも」「言い方が悪かったかも」などと一人反省会が延々と行われる。
対策
過去は変えられないので仕方ないと割り切りましょう。翌日に会った時相手は怒っていましたか?実際に嫌われた経験の方が少ないと思います。それは自意識過剰で、人は他人のことをそこまで見ていないものです。
気になることがあるとそればかり考える
相手の言動や行動に自分のことを嫌っているのではないかと考え出すと、ずっとその考えが繰り返されます。
対策
楽しい行動やポジティブになれる行動を行なって、思考を切り替えましょう。お笑いをみる、運動をするなどがおすすめです。
自己嫌悪になりやすい
すぐに飽きてしまうあなたは「何も成し遂げていない」「中途半端な人間だ」「才能がない」などとネガティブな思考に囚われてしまいます。
対策
色んなことに興味を持ち行動できている時点ですごいことだと認めてあげましょう。行動できない人はたくさんいます。どんなに小さなことでも結果は結果です。
気分が安定することが少ない
悩みの多いあなたは常に考え事をしており、気分が不安定です。いつも脳が覚醒しているので規則正しい生活ができない。
対策
しっかりと睡眠をとりましょう。寝る前2時間前までに食事を終わらせて、テレビや携帯はみないようにしましょう。
心配性で先のことまで予測する
常に考えているため未知の未来に心配してしまいます。周りに相談しても「考えすぎ」と一蹴されてしまい、落ち込んでいます。
対策
今どのような対策ができるのかまで具体的に考え尽くしてしまうか、なんくるないさーと楽観的に考えて好きなことをするか合う方を行いましょう。
まとめ
HSS型HSPの方は、自分の矛盾と周りの理解がないために色んな悩みを抱えていますが、周りと違うというのは強みでもあります。
物事を客観的にみれて、深く熟考することができます。
人を見抜き、共感能力に長けており、相手に寄り添うことが得意です。
しかし真面目で何事も全力でやろうとしてしまうので、意識的に休みをとり、刺激の調整を行う必要があります。
疲れやすいことを自覚しましょう。
自分の強みと欠点を理解して上手にコントロールできるようになれば、能力を活かしていくことができると思います。
この記事がヒントになれば幸いです。
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