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価値観と目標の違い

僕は小さな時から「目標を持て」という考えを押し付けられました。

「やりたいことを見つけろ」
「やり出したことは最後までやり通せ」
「もっと努力しろ」

こんな指導を家庭や学校で受けてきました。

社会人になっても「目標を持って常に高みを目指さないといけない」と言われてきました。

しかし僕はずっと感じていたことがあります。

やりたいことがないのに無理やり選ばされて、途中で辞めようとしたら「最後までやり通せ」と言ってくる。

最後っていつだよ!

成果が出ないのは「やる気がないから」「努力が足りないから」と人格否定をされる。

言われることに振り回させて、常に誰かの人生を歩いている気分で、マジでうざい。

こんな僕と同じように、他者からの評価に振り回されて疲弊している人は、たくさんいると思います。

そこで必要なのが「価値観」です。

「人生の価値観は何ですか?」と聞かれて、スムーズに返答できますか?

よく価値観を聞かれているのに、目標を答えてしまう人がいます。

例えば「医者になる」というのは目標です。

その目標には、医大に受かる、医大に受からないという未来が生まれ、心理的距離が広がり、不安になります。

しかし「人を救う」という価値観を持っているのであれば、試験は人を救うためのプロセスでしかなく、不安は生まれません。

もし医大に受からなくても、別の方法で人を救うことはできますし、日常でもその価値観に沿った行動はできます。

目標は常に変わりますが、価値観はブレることはありません。

変化することに「不安」が生まれるのです。

ですので、自分の価値観をしっかり理解して、それに伴う行動をしていれば、他者の評価や世間体などに振り回されることはなくなります。

僕の価値観の一つは、楽しい家庭を築くことです。

家族の笑顔と健康のために勉強したり、お金を使ったり、時間を割いたりしています。

今は、仕事を家庭に持ち込むことはほとんどありませんし、飲み歩いて家にいないなんてこともありません。

以前は、稼ぐことが男のステータスで、付き合いの悪い奴はダメだという思い込みで、家庭をかえりみない時期がありました。

しかし自分の価値観に気づいたことで、優先順位が変わり、僕の行動はガラリと変わりました。

他者に対しても、自分の価値観を押し付けることはなくなりました。

目標を持つことも良いことですが、その奥にある価値観を忘れないようにしましょう。

それが人生を迷わず進むためのコツだと思います。

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