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大人になって思い出す瞬間が、切なくもあたたかい <風のように>

ちばてつやさん著書の「風のように」(マンガ)を読みました。
メディアパルさんが6月9日に発行予定ですが、実はNet Galleyで読むことができるのです。
詳しくはこちらをご覧ください ↓

風のように現れた少年と出合った少女。
少年に守られていた少女は、いつしか少年を守るようになります。
その凜とした淡い思いを大人になって思い出す瞬間が、切なくもあたたかくもあります。

また、風のように過ぎ去る毎日の中で、かつての思いがよみがえるのは
ちばさんの自伝「屋根のうらの絵本かき」にも記されていて、
小さな頃の環境が漫画家になる道に大きく影響していることがわかります。ふと、<アンネの日記>を思い出しました。

自分のルーツをマンガに描いたちばさん、この時代に再び戦争が起こって嘆いていることでしょう。


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