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これは伝えたい!<泣いて笑って、心を掴む映画4作品★>

スクリーンを目の前にして”さぁ、始まるぞ!”という高揚感。
目に飛び込んでくる登場人物の動きやセリフに様々な感情が生まれ、ここぞという時に流れる曲に涙する。「あぁ、やっぱり映画はいいなぁ」とつぶやいて、席を立つ。

まさか当たらないと思った試写会に行けることになり、大物俳優を遠くから眺めることができた日もあった。
そのような映画に思いを馳せた日々を振り返ってみようと、過去に観た映画のとっておき4作品をご紹介!

★その当時に書いた映画の感想をそのまま掲載しています。

① 脱力感の後に感じる大きな勇気!「沈まぬ太陽」
② 「あなたのことは忘れないよ」と伝えたくなる映画「私の頭の中の消しゴム」
③ 幽霊パワー炸裂! ランラン家族“花田家”はどうなっていく?!「花田少年史」
④ 心の何かを感じる映画、ベスト1位!「ペイ・フォワード」

① 脱力感の後に感じる大きな勇気!

先日、ロードショーしたばかりの映画「沈まぬ太陽」を観に行き、
5年前に初めてこの小説を読み終えた時の言いようのない
脱力感に襲われたことを思い出しました。

弱き人を守り、会社の圧力に屈しない主人公の生き方はカラチ、テヘラン、ナイロビそして日本に戻ってからも苦しみが続きます。
しかし、自分の信念を決して曲げない1人の男性の生き方は多くの人に
勇気を与える、と強く胸を打たれたのです。

全5巻ある小説と比較するところがあり、濃縮された映画版はどのようなものかと興味津々でしたが、渡辺兼さん演じる恩地元や三浦友和さん演じる行天四郎、その他の出演者と製作者の熱意がスクリーンから十二分に伝わり、山崎豊子さんの作品はこの場所でも大きく花を咲かせたと思いました。

あらすじは、国民航空というナショナルフラッグの組織の実態を表します。
その企業は社員の運命を非情にも狂わせ、また520名の命を奪う
御巣鷹事故を引き起こします。

事故直後の場面や悲しみに打ちひしがれた遺族姿の場面があり、
恩地元がこの事故にどのように直面し、遺族の方と接していくかが1つの見所でもあります。
しかし、恩地という人柄を一番表すのは自分の長男に「友達は大事にしろよ」と言う場面ではないかと感じました。

政治や家族というテーマにも深く斬りこむこの作品をどう捉えるかは
当然の如く観る人によって異なるでしょうが、私は今後、何度となく
この作品を再読、再鑑賞するぐらい惚れこみました!

②「あなたのことは忘れないよ」と伝えたくなる映画

この映画は涙の嵐だよ!」という友人の言葉通り、純愛一直線の内容でした。
記憶は楽しいこと、嬉しいこともたくさんあるはずなのにしいこと、悔しいことがあるとその部分が膨らんでいき記憶を失くしたい、そうすればこんなに苦しむことはないのに・・・と思ったことがある。
でも、韓国映画の「私の頭の中の消しゴム」を観るとそんな思いが頭をかすめる自体申し訳なくなってくる。

「“許し”は心の部屋を1つ開けること」と祖父からの言い伝えである
ことを常に忘れないヒロインが27歳にしてアルツハイマー病にかかって
いることが判明する。
彼女は自分が誰だかわからなくなることより、愛する夫のことを
忘れてしまうことに恐怖感を抱き、自ら彼の元を去ろうとするが・・・

重々しいテーマなのにこの夫婦は過去を含めたお互いの人生を認め合い、
感謝を忘れないで凛としている。
当たり前のことだけど、たった今、生きている瞬間の
自分の人生を決められる立場であることは幸せだと思った。

良質映画と言うより、感得した映画ですね!

③幽霊パワー炸裂! ランラン家族“花田家”はどうなっていく?!

様々な分野の映画を観ると物の見方も養えるし、何より元気になる!
ジワジワとですが、不屈な精神を身につけているような気がします。
先日、映画名「花田少年史」の試写会に行って来ました。
いつもの友人に感謝☆

原作は一色まことのマンガ「花田少年史」で私は全く知らなかったの
ですが、TVアニメーションでは高視聴を記録し、アニメフェアでは
最優秀作品賞を受賞しているとか。

この映画はワハハとバカ笑いするほど楽しい!
より一層、大きな声で笑うともっと楽しいような気がする。
登場人物もわかりやすく、花田家、たくさんの幽霊、花田一路の友達
それぞれが明るい、陰が薄い、憎たらしいなどの面々があり、それが
自分のまわりにどこにでもいそうな人達で親しみが湧くのです。

守護霊かはたまた悪霊かわからないけれど、私たちのそばにはきっと
この存在がいるはず。目には見えなくても一路少年のようにある限られた
人物に通信して現代の私たちにあれやこれやと牽制球を投げてくるの
でしょう。
それを受け止めるか嫌か、はたまた信じるか信じないかはあなた次第。
最後に、親になった時に子どもに自分の過去を見られるのはちょっと
恥ずかしや~と思いました。

幽霊ではなく、涙もろい人間より坊主頭の須賀健太くん、篠原涼子さん、
西村雅彦氏にエールを送ります。

⑤ 心の何かを感じる映画、ベスト1位!

いつもお世話になっている会社の人に「ペイ・フォワード」の
DVDを借りました。
一言で言うとこの映画は私達への問いかけです。
あなた達はそれでいいの?
人生あきらめていないの?と。

主人公は噂の子役ハーレイ・ジョエル・オスマント演じる
トレバー・マッキーニー。

11歳になり、中学校に入り、シモネット先生に出会います。
そこで「世界を変えたいと思ったら何をする?」という課題を与えられます。
シングルマザーのもとで育つトレバーはいつも寂しい気持ちを抱いていました。
そこで、ホームレスにお金を渡し、更生させようとしますが・・・

この善意(人の為にするという事は厚意)を次の人に繋げていくには
まずその人を信用しなければなりません。
そして、お返しはなし。トレバーはシモネット先生と母親アーリーン
(ヘレン・ハント)をくっつけようとしますが
失敗したようかに思われましたが・・・

トレバーの鋭い探究心、そして母親への想いがとても心に響きます。
そして、友人アダムを助けて悲しい結末を迎えます。
私達に教えてくれたことは、人は慣れきった状態だと
悪いことも変えようとしない。
それはそんなに難しくないかもしれないのに。

「人生はそんなにクソじゃない。そして、あきらめてしまうんだ。でも、あきらめたら終わりなんだ」

最後にトレバーが身を持って教えてくれました。
悲しみに打ちひしがれた母親の前にトレバーが善意の行動をした
まわりの人々が大勢集まってきます。

涙のラストシーン。
人は死んでもその心は失われない。想いは伝わり、また多くの人に
語り継がれ、行動は広がっていく。

トレバーの想いを私も忘れないようにしよう。
人が心に受ける喜び、嬉しさは必ずやその人の心に残り、その想いは
行動に移っていく。
それは目に見えないかもしれないけれど、きっと間接的に
自分の中に入ってくる。
何だか心が熱くなる・・・・という内容です!
あぁ、また観たくなってしまった~~~~~~~

(ここまで)

想いを綴った感想はいかがでしたでしょうか?

時が過ぎても色あせずに、今でもあのシーンを覚えているという映画に出会ったこと、これはひとつの財産でもありますね。

さぁ、そろそろ映画館に足を運びましょうか😊


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