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かつて中高生だった私が書いた読書感想文⑩ <ホリーガーデン>

“現在の私”ではなく、“過去の私”が書いた読書感想文。
かつて私が中高生だったときに読んだ本の10回目の紹介です
😊

以前に書いた読書感想文のノートには、上下の罫線いっぱいに文字を書いていました。元々、私の字は大きかったのですが、まわりから”飛び出すような字”と言われるたびに、いけないことだと字を書くのが嫌になっていました。

そんなある時、社会の先生が私の字を見て「のびのびした字だね」と声をかけてくれました。“大きい字でもいいんだ”と安心したら堂々と書けるようになりました。

小さい字でも大きい字でもいい。自信もって書くと文章もきれいに仕上がるような気がします。

前置きが長くなりましたが、かつ中高生の読み本10回目です。ぜひご覧くださいー💖

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ホリーガーデン 著者:江國香織さん

久しぶりにしみじみとした恋愛いや友情の本かな?!を読みました。

果歩と静枝は小学校から高校まで有名私立の一貫校でずっと同じ道を過ごしてきた。果歩は5年前につき合っていた津久井のことを今でも忘れられずに缶の中に入れている写真を見ると正常でいられなくなる。一時は甘いものを食べすぎて入院し、今も甘いものは食べられない。そこにコンタクトレンズの販売で中尾という同僚が果歩のことが好きでご飯をしょっちゅう食べに来る。

果歩はお弁当を持ってピクニックに行き、そこでボーっとして過ごす。現実の生活に戻ると夜ご飯はひとりでは食べられずに女友達を誘って手料理をごちそうする生活だ。

倉敷にいる画廊のオーナーと不倫している静枝は果歩のことが心配でならない。静枝との関係は、果歩が静枝を頼って必要としているようだが、実は静枝が果歩に甘えているのではないかと思う。果歩に接近してくる中野に嫉妬しているようなのだ。しかし、二人ともくっついたり離れたりとケンカしながらお互いがしあわせになるように願っている。

中野という存在は果歩にどのような影響をもたらすのだろうか。小説はそのことを最後まで書いていない。

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