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【マシュマロ】架空の写真家・ロバート・キャパが歴史に残る写真家として実在してしまった不思議が好き好き大好き

 マシュマロにメッセージを頂きました!

 代わりの読書依頼ありがどうございます!

 早速、ロバート・キャパの『ちょっとピンぼけ』入手しました!

 とはいえ、キャパについてはそう詳しいわけではありません。高校生の頃、世界史の資料集で目にしたのが最初かな? いわゆる戦場写真の代表格として、ごく普通に履修してきました。

 ただ、どうやら他の写真家と違うらしいぞと注目したことがあります。2013年、沢木耕太郎が『キャパの十字架』を発売し、『崩れ落ちる兵士』の疑惑をまとめあげたからです。

 これはNHKスペシャルでも特集されて、当時、夢中で視聴したことを覚えています。写真の持つジャーナリズム性を遺憾なく発揮し、ピカソの『ゲルニカ』と並び称されていた反ファシズム作品がやらせだったなんて……、とけっこうショックを受けました。しかも、撮影したのはキャパじゃなくて、恋人のゲルダだったかもしれないというじゃないですか。

 というか、そもそも、ロバート・キャパなる人物自体、ゲルダの創作だったという話らしく、かなりビックリしました。

 わたしたちがロバート・キャパだと思っている男性の本名はフリードマン・エンドレ。もし、ゲルダがスペイン内戦の撮影で亡くなっていなければ、きっと、ロバート・キャパは藤子不二雄やCLAMPみたいな共同ペンネームとして、多様な活躍をしていたのかなぁ、なんてことを想像しました。

 だとしたら、そもそもがフィクショナルなわけで、その誕生のきっかけとなった作品『崩れ落ちる兵士』がフィクシャンだったとしても、なんら不思議ではないように感じられてきて、再び、自分の中でロバート・キャパに対する興味が高まっていきました。

 むしろ、ゲルダの死後、取り憑かれたように戦場へ向かっていくフリードマンの生き様にわたしは心惹かれるようになりました。

 と、言いつつ、そのエッセイ集『ちょっとピンぼけ』は未読だったので、この機会にじっくり読んでいきたいと思っています! 楽しみです!




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