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縁の下の力持ち。でも、主役にした時に力をしっかり発揮する~ターメリック~

色々レシピを書いたので、そこから感じた各々のスパイスの性格・特徴について
まとめてみようかなと思います。

まずは「ターメリック」

ターメリックはカレーの黄色の元。カレーの色を綺麗に見せるために、欠かせないスパイス!あと、肝臓によさそう!!というイメージが強いと思います。
高価なサフランの代わりとして、使われることもあるほど、色重視な存在。
しかし、香りもきちんと持っています。ツンとした香りとともに、土臭さもある。土臭い香りを持つのは、他のスパイスに類似しない特徴。ただ、大量に使用すると、苦みを感じる時があります。

マルコ・ポーロが中国福建省に生息していたターメリックについて
「この国には匂いも色も本当のサフランと全く同じ性質をもつ植物があるが、サフランとは全く違う植物である」と東方見聞録に書いている。これがきっかけで、中世のヨーロッパではターメリックを「インドのサフラン」としてよく知られることになる。(スパイスの話・著:斎藤浩から引用)

サフランとは、香りはちがうよな~と、思いますが、、、、、
ターメリックが着色用として使われたのは。紀元前600年以上も前のようです。

で、そんなターメリックは着色の用途以外にも、香りのポイントとして使うのが好きです。

↑いぶりがっこの燻製香にひっぱられて、土臭さが良い芳香に感じます。

↑これは、着色重視で使用しました。綺麗な黄色になります。
土の中で育つ、芋と土臭いターメリックは相性良いです。

↑ここでは、ターメリックの香りを漢方のような香りと書いていました。
確かに、胃薬にはウコンが入っています。じっくり焼いて、じっくり香りを出して閉じ込めました。

↑クミン×ターメリックのシンプルな組み合わせがよかったようです。
クミン単体でもおいしいが、ターメリックを入れることで、よりクミンのスパイス立ちが感じられ、プチ相乗効果かな。と思います。
写真では伝わりにくいですが、結構きれいなレモンイエローでした◎

↑こんな感じで、野菜を煮る時に加えるのもおいしい。
例えば、ターメリックと塩をふって、キャベツを蒸し煮し、最後にバターを加える。(これ、おいしそうだな。今度作ってみよう。。)

ということで、
カレーの着色として重要なターメリック。
カレーを作るときは必ずと言っていいほど、加えます。色のためだけだったら、入れなくてもいいんじゃない?と思いますが、
実は、その独特な香りがカレーを支えていると思います。入れると、おいしくなる気がします。ターメリックは主要なスパイスメンバーとして、名を連ねるだけあって、香りのバランスに欠かせないスパイスなのです!きっと!!!そして、見た目も大事。入れると、黄色が強くなるというより、全体的に綺麗になります。
香りも見た目も支えているターメリックは、カレー作りにとって重要なスパイス。

そして、紹介したレシピのようにメインでターメリックを使った時、いつもは舞台に上がらないのに、主役になっても物怖じせずに力を発揮する。
尊敬します。普通は、びびります。

ターメリックは、カレーを作るときの使用量が少ないので、ずっとありがち。
どんどん、色んな食材と組み合わせよう!!!
(使う時は、火と油を使う料理に使えば、上手に活用できると思います!!!)

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