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浜崎あゆみの三部作

初回投稿日:2021年6月1日
更新日:2023年2月12日

ひとりが好きなWebライター・菜知子です。

菜知子のモノ語り」は
大好きなモノゴトについて
おおいに語るシリーズです。

1000文字以下の日記・エッセイは
マガジン「菜知子の雑記帳」に
まとめてあります。

「浜崎あゆみ」のおはなし

若いころは浜崎あゆみが大好きでした。

曲名・アルバム名で言うと、
Moments』から『NEXT LEVEL』まで。

友達とライブに行ったり、
学校帰りにDVDを買って家で観ていたり。

私の青春は浜崎あゆみで構成されて、
今でも当時の曲が大好きです。

『絶望三部作』

浜崎あゆみさんのシングル
vogue・Far away・SEASONSです。

『M〜愛すべき人がいて〜』で
再注目されました。

絶望三部作が発売された2000年頃は
モーニング娘。を聞いていたから
「絶望三部作と呼ばれるものがある」と
知ったのは最近なんです。お恥ずかしい。

私の好きな『浜崎あゆみ』

私、vogue・Far away・SEASONSは
あまり好きじゃないんです。

長く活動しているアーティストさんって
だんだん曲・歌詞・雰囲気が変わりますよね。

私が好きになった浜崎あゆみは
豪華絢爛な衣装・大舞台で歌う
完成された歌姫の浜崎あゆみ。

完成前、Mと一緒に歌姫の座に
突っ走っていたころのayuは
少し物足りないというか、
あどけなさが頼りなく感じて
それが曲にもにじみ出ているような…

若くて、元気で、がむしゃらなayuより
落ち着いて、貫禄がある
2000年代半ばのayuが好きです。

『絶望三部作』が私に響かなかったワケ

それでも、
ayuを聞くようになってから
過去のアルバムもすべて買いそろえて
何度も聞いていました。

もちろん、
絶望三部作も聞いたのですが
大恋愛・悲しい別れの経験がなく、
まだまだ子供だった私には理解できず。

嫌いだったのではなく、
心に響く曲がほかにあったという感じですね。

大人になった今でも、その全てを感じ取り、
自分と重ね合わせることはできません。

ただ、歌を聞き、歌詞を読んでいると
浜崎あゆみというアーティスト、
ひとつの大ヒット商品として生きていた
ayuの気持ちが伝わってきます。

『SEASONS』の続編(菜知子の勝手な解釈)

『SEASONS』から数年経って発売された
『Born to be...』に似たような歌詞があります。

今ならわかることがある
今なら見えるものがある
いつかは許せる事がある
いつかは笑える時が来る

曲調も、全体的な歌詞も異なりますが、
伝えたいと思う部分の根底は同じだと感じます。

『SEASONS』では静かに、
自分に言い聞かせるように
しっとり歌っていました。

『Born to be...』は
すごく盛大に、前を向いて、
大きな声で、笑顔で歌っているんです。

やっとわかった!と、
たくさんのファン・自分自身・Mに向けて
堂々と胸を張って伝えているような感じがして
「時の流れが彼女の気持ちを解決したんだな」と
勝手に感慨深く聞いていました。

ちなみに私は
『Born to be...』世代なので、
この曲に励まされ、救われました。

私にとって、常に心にある歌で、
降りに触れてこの曲を聴いて、
前を向いていこう!と己を鼓舞してます。

浜崎あゆみからの卒業

数年前、私が好きだった頃のayuではない、
新しいayuの姿を受け入れられませんでした。

「このライブを最後にしよう」と
胸に決めて参戦した
カウントダウンライブで
『Born to be...』が流れました。

もちろん、ayuや運営側は私の事情を知らず、
作りたいステージ、歌いたい曲を選んで
素晴らしいライブにしたかったんだと思います。

ただ、私にとっては、
それがayuからの卒業の餞であり、
背中を押して送り出してくれると
勘違いするのも仕方ないと思うような
見事なタイミングでした。

イントロが流れた瞬間、
座席に座り込んでボロボロ泣きました。


空港芸だ、週刊誌に載るのも宣伝の為のやらせだ、
顔がおかしい、声が出てない、浜崎あゆみは終わった。

こんな、ひどい言葉が
SNSやネットの掲示板・
Yahooニュースのコメント欄の
いたるところに溢れていました。

そんな言葉を気にしたくないけど、
だんだん曲調や歌詞も変わり始めて、
私が好きだった姿を見られなくなり、
ここが潮時だなって感じていました。

私の大好きな、ずっと支えてくれた
唯一無二の存在に別れを告げるという事が、
こんなにも悲しくて、悔しくて、虚しい事だったなんて。

みんなが立ち上がってペンライトを振る中、
座席に座り込んで号泣する私は、
きっと異様な存在感を放っていたと思います。

え、なんで泣いてるの?
え、なんで座り込んでるの?
え、この曲でそんなに泣けるか?

周りの視線も辛かったし、
私の大好きな歌を歌ってる姿は見られないし、
曲も聞こえるけど頭に入らないし、
ただ泣きじゃくるnachico。

あの日のことを思い出すと、
今でもうるっとします。
(記事を書きながらうるっとしてます)

もしも神様という存在があるなら、
あのライブに行ったこと、
あの曲を歌ってくれたことは
すべて神様のお導きだったんじゃ…と思います。

ただの偶然、だけどね。

でも、生きている中で、
「たまたま」「偶然に恵まれることは
本当にありがたいと思います。

絶望三部作から、違う曲の思い出話になっちゃった。
ごめんなさい。

今夜はayuを語りたい気分でした。

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