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【追記あり】きっと知ることになっていた

生きてると日々いろんな事がある。
泣いたり笑ったり、驚いたり焦ったり。憤ることもあれば胸が締め付けられることも。でも私の場合それもこれも大抵は自身で選んだこと、やったこととその結果であって、自分の責任なのだから仕方がない。ひっくるめて全て甘んじて受け入れよう。

しかし世の中は広い。
自分の力の及ばないところで人生を左右される出来事に遭遇し、生きる人生もある。

彼女達は自分の意思とは関係のない一方的な暴力によって自身の人生を侵された。その上被害者であるにもかかわらず、地域社会からも非難された。どんな気持ちだったろう?どんな覚悟で子供を育て、生きてきたか…と思いを馳せるだけで胸がシクシクする。そして、いろんな事を考えさせられる。


同じ経験をしていない私に何がわかる?と言われると、本当の意味ではわからないのだろうと思う。これは共感とも同情とも違うのだ。同じ時を生きている人間として、女として母として、彼女達をただただハグしたい。子供達を抱きしめたい。

今この瞬間も世界中でいろんな事が起きていて、そのほとんどをきっとこれからも私は知ることなく人生を終える。この場合も、ジェノサイドの事は知ってはいたが、当時行われた性暴力やその結果生まれた子供達のことを恥ずかしながら昨年まで深く知り得ることは無かった。でもそんな遠くで起きている出来事に、たまたまひょんなきっかけで出会ってしまう事がある。

それは偶然、たまたま…という顔をしてはいるが、おそらく私が知ることになっていた、知らなくてはならなかった事なのだ。何かが酷く揺さぶられていてもたってもいられない感覚なのに、頭の中はいつになく冷静で、しん、とする。うまく説明できないけれど、これは私に感じろと、そして考えろと言っている、それだけは判る。

支援自体の〆切とは関係無く、縁あってここまで読んで下さった「あなた」も私と同じ、きっと知ることになっていた。

そして、知ってくれただけで十分。
読んでくれてありがとう。


追記:リンクを貼った出版支援は、お蔭様で目標の300万を達成しました、と連絡がありました。もし、この記事を読んで協力して下さった方がいらっしゃったなら、心よりの感謝を送りたいです。ありがとうございました。
私は引き続きこのプロジェクトの応援を継続し今後を見守りますが、もし同じ思いの方がいらっしやいましたらリンク先や出版社のTwitterなどをご確認下さい。よろしくお願い致します。

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