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プレゼンテーションをするにあたって

最近、就職活動をしてる人たちとやり取りすることが多くなり、改めてプレゼンテーションについて考えさせられることが多くなってきました。
私自身、3年前から講演活動をしておりその都度、自分の話をどうやったら聴いてもらえるかを考えるようになってます。
実はプレゼンは簡単に出来るのですが相手に伝わらなければなんの意味もありません。
そこで、今回プレゼンや講演をするにあたって大切なことや興味を持つきっかけなどを私なりにまとめてみましたのでご覧ください。

1.私がプレゼンに興味を持ったきっかけ

私がプレゼンに興味を持ったのはある方の講演を聴いた事がきっかけでした。

私は大学卒業後から起業するまでの間、大阪に本社を置くあるマーケティングコンサルティング企業の情報システム部門におりました。
そういう部門であったが故に、システムに関する様々な展示会やイベント、講演会に参加する事が多くありました。
たまたま参加してたイベントである方の講演を聞き、なんて聴衆を引き込む力があるんだろうと感じました。

その方は日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 エヴァンジェリストの西脇資哲(ニシワキモトアキ)さんです。

映像などで何度も西脇さんのお話を聴く機会はあったのですが、目の前で西脇さんのお話を聴いて「この人の話は人を退屈にさせないし、凄く難しいテーマにも関わらず分かりやすい」と思いました。

それから何度もリアルで聴講できるセミナーに参加してプレゼンテーションの魅力にはまっていきました。

恐らく、この体験がなければ私は一生このスキルを身につけることはなかったかもしれないと、今でも思ってます。

2.西脇さんの極意を盗む

その後、西脇さんが主催されていた『エバンジェリスト養成講座』というセミナーを受けに行く機会が訪れました。

もちろん、それまでも西脇さんの著書なども購入して自分なりに勉強してましたが、直接ご本人から極意を教えてもらえるとあって参加すると、本当に【目が鱗】状態になりました。

もちろん、企業に属している以上、社内外でプレゼンする機会も多かったのですが、この講座を受講して、教えて頂いたポイントを抑えて実施する事で同じ内容のプレゼンでも前後で相手の印象が大きく変わったのは事実としてあります。

この後、プレゼンについて大切なポイントを記載しますが、本当に簡単な事で相手への伝わりが大きく変わります。

3.プレゼンにおいて大切な事

皆さん、プレゼンにおいて一番大切なことは何かお分かりでしょうか?
実はこのポイントを知ってる知らないかで、反応が大きく変わる事を頭では理解できてても、実践できてない人が多いのではないかと思います。

1.それは相手の立場に立って話をしているか?

2.そのプレゼンをするのにどれだけの時間をかけて準備したか?

これは自分自身の経験からも語れるのですが、特に企業の交渉の場では提案する商品やサービスを買ってもらいたいために、こちら側からメリットや特徴などを一方的にマシンガンのように伝えるケースも多くあります。

でも、それで相手側の要望を叶える事が出来ているでしょうか?
そして、ギリギリまで資料を作っていてリハーサルなどの準備ができてない事も多くないでしょうか?

プレゼンに関する書籍は本当に数多く出ていますが、上記の2点が出来た上で書籍の内容を実践するとより良いプレゼンになるというもので、本質の部分を多くの人たちが見失ってる気がしています。

私も個人事業主になり、改めてこのポイントについては本当に深く考えさせられますし、小手先のテクニックだけでは最終的にはうまくいかずに失敗する事が多くあります。
一方でしっかりとこのポイントを抑えていく事でお客様との信頼関係が築けているのも事実としてあります。

4.プレゼンのテクニック

最後に少しだけプレゼンテクニックについて書きたいと思います。

トップにある写真は私が数年前に80名近い方を前に個人事業主として初めて講演した時の写真になります。
実はこの写真で、ある大きな間違いを私は犯してます。

実は画面に提示してる資料の文字数の多さです。

この資料は配布もしてたので配布資料としてはよかったのかもしれませんが、講演用プレゼンスライドとしてはダメな内容です。
(敢えてダメな見本として掲載しました)

実は人間は視覚で得れる情報は多いとされてますが、プレゼンは限られた時間で言いたい事を伝える大切な場。

そんな時にこんなに文字が多いと聞き手としては辛くなり、どうしても気持ちが散漫になり、講演を聞いてもらえなくなったりします。

事実、この瞬間に多くの人が画面ではなく手元の資料に目がいってましたし、人によっては居眠りをしだす方もおられました。

この時の経験を活かし、この後の講演では配布資料と実際に画面投影するデータを変える工夫をして、聴講者の立場に立つ内容の資料づくりをしています。

プレゼンは本当に簡単なようで奥が深いテクニックでもあります。

Appleの創設者であるスティーブ・ジョブズ氏や、ティム・クック氏、ソフトバンクの孫正義氏、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥氏など多くの人がプレゼンテーションをしてるのを見る事が多いと思いますし、それらを今はYouTubeなどその場にいなくても見れる時代になってます。

ぜひ、そういう人達からいい部分を吸収して皆さんもプレゼン上手な人になってみてはいかがでしょうか?





私は2000年に大学を卒業して、大阪にあるマーケティング専門企業に情報システム部門の一員として入社しました。
はじめは右も左もわからず、上位職の方から言われた事をただ日々こなすような生活を送ってました。
入社して5年経った時に東京に転勤の辞令が下り

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