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この町が好き

先日、大学時代の友人との忘年会で関西に行った。


わかってはいたことだけど、ものすごく人が多い。行くたびに、新しいビルが建設されていて、街並みが変わっていたりと、変化の早さを感じる。


たまたま予約していたお店が、私が新卒で入社して勤めていた会社に近くだった。現地集合だったので、道中は、当時の通勤路を歩いて向かった。


「ここにコンビニがあったなあ」
「ラーメン屋さんの匂いがいつもしていた」
「ここは、営業でよく通っていた道だなあ」
「ここにこんな大きなビルが建ってる!」


変わらない景色もあれば、この数年で全く変わった景色もあり、懐かしさと時の流れを感じた。


新卒で働いてた頃は、慣れない社会人生活と、営業の仕事が合ってなさすぎて、ストレスフルな生活を送っていた。今となっては、自分にとって心地いい暮らしを送るべく、暮らしを整える余裕はあるけど、当時の私は、1日を生きることに精一杯でそんな余裕は1ミリもなかった。


帰宅するのはいつも21時過ぎ。晩ご飯を作る余裕もなく、コンビニかスーパーで買ってきたものを食べていた。次の日に会社に行きたくない気持ちから、無駄に夜更かしして、朝は寝不足の中、出発ギリギリに起きて、急いで身支度をして、満員電車に乗る。


今こうして思い出して、書き出しただけでも、息が詰まるような雑な生活を送っていたなと思う。新卒で入社した会社に後悔はない。そこで出会った人たちのあたたかさや、しんどかったけど、色々な経験と成長をさせてもらえた。だけど、あの生活をもう一度できるかと言われると、全力で拒否する(笑)


やめる選択をしてよかったなと思うし、今の生活にたどり着けてよかったなと思う。でも、人生は繋がっているから、あの時期があったから、今の暮らしにたどり着いていると思うから、過去の経験を否定しようとは思わない。



🍓…


ちょっと話が脱線してしまったけど、大阪に行って、友人と会って話す時間は楽しかった。だけど、人混みを歩く時間、高いビルに囲われた景色。慣れていないというのもあるんだろうけど、すごく疲れた。


日帰りで行ったので、帰りは夜になった。新幹線の窓から外を眺めていると、私の住む町は、コンビニの電気・街頭の灯りが見えるぐらいで、ほとんど真っ暗だった。その景色にすごく安心した。


到着して、家までの帰り道。歩いていると、自分の歩く足音が聞こえる。自分の足音や、足音が聞こえるほどに周りが静かであること。町の音、空気、すべてが心地よかった。


あらためて、この町が好きだなと思った。




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