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「会社」よりも「市場」に求められる人になりたい

『マーケット感覚を身につけよう』
~「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法~

ちきりん

高く売る方法

✖良い商品
〇需要に比べて供給が少ない商品
  例:ダイソンの掃除機

供給の少ないもので、強く求められているものは何か、
と考える癖をつける

いい職業とは?

✖お上が国家資格で保証してくれる職業
〇市場で強く求められる職業
   ⇒勉強している間にその需要の大きさは変わるかも
   ⇒一つの分野にこだわり続けるより、需要が増える分野を
    見極め伸びている分野に素早く移動する方が有用


マーケット感覚の鍛え方

①プライシング能力

市場で取引されておらず、値札もついていない「潜在的な価値」に気づくための、自分独自の価値基準を手に入れる

②インセンティブシステムを理解

・人が行動するときの動機の仕組み
  ⇒需要者や供給者が何に基づき、次にどんな行動をとるのか、
   推測し、予測する力

・本人でも理解するのは難しい

・手に入る可能性が低くても、ほしいものを「欲しい」と
 強く意識し自分の欲望に真正面から向き合う

・自分は何が不満?
  ⇒自分にとって理想的な状態とは?
  ⇒自分は欲しいものは何?

・規則や罰則より「そうしたくなる」ような方法を優先させる
  ⇒ナッジ

③組織ではなく市場に評価される方法を学ぶ

・準備が万全じゃなくても、とりあえずやってみる
・やりながら市場の評価される方法を学ぶ
・少数から熱烈な支持を受けるニッチ商品になる可能性もある

④成功のために失敗する

・商品ややり方を改善するために「売ってみる」

・「主婦には不要な商品」と言われたら、
 「じゃあ、ビジネスマンや受験生に向いた商品だな」と
  ポジティブに改善する

・クラウドソーシングも同様
  最初は誰でも報酬低い
   ✖「報酬低いからやらない」
   〇「報酬低いけど、市場から学ぶためにやってみようかな」

個人的に新しい発見だ!と思ったこと

「主婦業の経験に売れる価値がないと考えるのはもったいない」

 値札がなくても価値あるものは自分で評価・判断できる能力を
 身につけよう!

一人暮らしの高齢者の会話の頻度少ない

 忘れっぽい私なら、同じ話をされても新鮮な気持ちで聞ける?

「普通の人」である価値

 世の中でもっとも多いのは「普通の人」
 一番大きな市場、普通の人をターゲットにした市場

変化は恐れるものではなく楽しむもの

洗濯板が売れなくなったことを嘆くより、洗濯機が売れ始めたことを喜ぶ
新しい世界で価値を提供する方法を、市場から(失敗しながら)学ぶ

<これに対する個人的な感想>

 ①変化に対する「恐怖心」
   ・ついていけるか?
   ・自己肯定感が低いから、変化後に成功するイメージが湧かない
   ・失敗に対する免疫がない

 ②変化に対する「面倒くささ」
   ・新しいことを学ばなければならない
   ・新しい市場への対応力
   ・今までは安定した箱(会社)の中で努力すればよかったが、
    箱自体が不安定な世の中

 ③対応策
   (1)情報リテラシー
       「人間不要」などのネガティブな捉え方ではなく
       「楽しい」と思えるように
   (2)成功体験をつむ
        自己肯定感を高める
   (3)失敗してもフィードバックを活かす
        失敗に対する免疫を強化

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