見出し画像

平山郁夫美術館を訪問②


「シースピカで行く平山郁夫美術館の旅①」の続きです。

ついに、平山郁夫美術館に行きました。Wishlistに入れてて念願です。
私が平山郁夫さんの絵と出会ったのは佐川美術館です。佐川美術館は、その建物自体がとても美しくて訪問したのだけどそこで平山郁夫さんの絵に一目惚れしました。

いつ行ったのか確認すると2004年で、ほぼ10年前でした!
もっと早く訪問できた気もするけれど、憧れの美術館を訪問できて嬉しかったです。

建物の魅力

平山郁夫美術館も、建物自体の佇まいがとても美しい美術館でした。お庭も美しく手入れされていて、門から建物までのアプローチも洗練された印象を受けました。雨が降っていて、緑に生命力を感じました。
もちろん美術館の中から臨むお庭も素敵。
新緑の美しい季節に行けて良かったです。

正面

鑑賞

イヤホンガイドもあるようでしたが、パスして自分で心ゆくまで鑑賞。
1人で行くと、自分のペースで好きな作品に時間をとったりもう一度見たり、休憩したり出来るから良いよねー。
最初に生い立ちについてのビデオが流れていたのでじっくり見てから、小さいお部屋で紹介ビデオが流れていたので、それも鑑賞。お部屋ではその時の展示内容に合ったものを流されているような感じでした。
生口島のお生まれで、瀬戸内の景色もたくさん描かれているのは知っていたけれど、画家になるまでや、幼少期、被曝体験、なぜシルクロードを目指すようになったのかについて理解することが出来ました。仏教やそれにまつわるモチーフを追い求めるようになる過程を知り、いかに生きるかが何を描くかにつながっていることを感じました。
芸術家って理解できない、遠い存在ではなくて平山さんの人間性や画家としての苦労などが伝わってきて、ただ好きで絵を描いていただけでなく、どんな思いで描いていたのかその思いにふれられました。

展示のテーマ

天かける白い橋 瀬戸内しまなみ海道

今回の展示の中では、一番目を惹きました。美しい海の青と島の緑、爽やかで自然の美しさが感じられて癒しのようなものも感じました。

平山郁夫さんの色といえば、群青色。
今回初めて群青色が平山さんにとって特別な色だと知りましたが、私の中の平山郁夫さんの印象も夜にラクダに乗って砂漠を行く絵だったので、やっぱり特別な色だったのだなと納得しました。
「自分の色を作り出すこと」が画家にとって大切ということをおっしゃっているインタビュー映像が流れていて、群青色への情熱が伺い知れました。

絵の具の紹介も少しあり、岩から顔料を作っていることに驚きました。ラピスラズリ。
『耳をすませば』を想起させられました。
美しい石の展示でした。

思っていたよりも小さい美術館でしたが、幼少期の絵、下絵から本格的な絵まで展示されていて、空間としても落ち着いた美術館でした。

展示替え初日だったので、また違うテーマの時にも行きたいと思いました。
喫茶オアシスにも行ってないので、次回は訪問したいです。
やー、満喫しました!

帰りに尾道まで乗ったシトラス



よろしければ、サポートお願いします。頂いたサポートは、おいしい紅茶で自分を癒すことに使います。