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チームビルディングは人材力

今週末は所属しているチームビルディングコンサルタントのコミュニティーで一年の振返りをする会に参加してきました。


人材力って?

チームビルディングの話をする時に最初にお伝えするのは人材力です。

これは個人の強みのことを言っていますが、スキルだけではなく思考とか価値観や行動特性などからも違いをお伝えしています。

この人はどんなことが得意でどんなことを任せたら強みを発揮できるのか?
これが人材力になります。

どれが優れているとか優越はなくて、自分の強みを活かしながらチームで仕事をすることでお互いを補完しながら進むことができれば大きな成果を上げることができます。これを組織で機能できるように私たちはコンサルティングをしています。

自分も人材力を見てもらっていた

今回コンサルティングの事例紹介ということで、実際のお客様をお呼びして現場ではどういうふうにコンサルが進んでいたのか話す機会がありました。
実はこの事例紹介は普段お世話になっている先輩の案件なのですが、私も2年半一緒にサポートさせていただいたクライアントです。

正直この仕事の手伝いを打診されたときは「自分にできるだろうか?」という不安はありました。しかし先輩のコンサルを間近で見られる、またとないチャンスだったのでやらせてもらうことにしました。

ただただ必死だったのですが、今回の振返りと仲間の問いから、自分の強みを活かしたことをさせてもらっていたと感じました。

仲間の質問に「なぜ私をパートナーとして選んだのか」というものがあり、先輩の話の中で

「ないきさんは現場で長く仕事をしてきたから、現場のことをよくわかっている。そして持ち前のコミュニケーションで上手い具合にメンバーの中に入り込んでいける。その中でちょっとした不満だったり考えていることをいい具合に聞き出してくれる。その部分は全部ないきさんに任せた。だから僕は全体の設計と課長(お客様)が自分で動けるようになるために足りないところを補完することに集中した。メンバーがどんなことを言っているかなどを共有しながら、全体をどう進めていくかを考えた。上手い具合に役割分担ができたと思う」

というようなことを言ってもらいました。

自分ではわかっていませんでしたが、私の得意なところで自由に動けるようにしていただいていたようです。

またお客様からは、
「○○さん(先輩)は自分の足りないところをしっかり補完してもらっていて、気づかせてもらっていた。
ないきさんは部下の話を聞いてみると、ポイントで突っ込んでくる感じ。
組織なのでどうしても指揮命令が乱れたり混乱したりで動きが止まってしまうことがあるけど、そこを整理してもらったみたいで動けるようになった感じ」

と言ってもらいました。突っ込んでくるあたりやらかした感はありますが、必要なところは遠慮せずに伝えていたので、それは私の強みとして良いのかなと思いました。

自分はどうするかを考えてもらう

私はこのお客様の部下の方たちのコーチングを定期的に実施したり、各店舗店長さんたちが集まる時に自然と会話をすることで、現場から出てくる声を拾っていました。

特に部下の方たちのコーチングをしているときに感じたことがありました。

共通して出てくるワードがありました。
「課長(お客様)はすごい」
「課長には叶わない」
「課長みたいにはなれない」

確かに大きな組織の課長さんなので凄い方なのです。それはその通りなんですが、むしろ現場で起こっていることや実行するために何が必要かということは部下の方たちの方が経験豊富で、課長からは見えていない部分なのです。

そこで私が伝えていたのは
「課長は凄いけど、課長は二人も要らない。いま、あなたが課長になる必要はないよね。みんなで目標達成するためにあなたができることや力を発揮できることを考えると何をしたらいい?」ということでした。

部下の方たちはそれぞれ特長がありましたので、その人たちの特性に合わせて「自分がどう行動するか?」に焦点をあてて考えてもらっていました。

結果として部下の方たちは自分の役割をしっかりと果たして、課長とも情報共有を積極的に行っていたようです。


と、偉そうに書いていますが、今日の今まで理解できていませんでした。
この会で発表するために経緯を整理したり、お客様からのフィードバックや仲間から問いで整理できた感じです。

チームビルディングに惹かれた理由は「人材力」だったことを思い出しました。やっぱりチームで仕事するっていいですね(笑)




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