「顔は悪くないんだから痩せたら可愛くなるのに」
こんな言葉を投げられて、嬉しく思ったことがある。
言った相手はどこの誰か思い出せないほどに、関係性の薄い人だった。
その頃の私はこの言葉を「褒められた」と捉えたのだけれど、今思えばとんでもなく余計なお世話で屈辱的。
思春期の頃はどんな形であれ、誰かに肯定して欲しかった。
肯定してもらえるのなら、どんな努力だってできた。
大人になった今の私は、自分で自分を肯定することができる。
私が痩せていようが太っていようが私の勝手なのだから、放っておいてほしい。
私の顔を美人と思おうがブスと思おうがあなたの勝手だけれど、口に出して伝える必要は全くないのだから黙っていてほしい。
そう思えるようになって、生きることが心の底から楽しくなった。
作家の西加奈子さんの、癌の闘病についてのインタビューの中で心に残っている言葉がある。
そもそも、他人の見た目をジャッジする権利など誰も持ち合わせていない。
私の人生は、あなたに選ばれなくても順風満帆であるし、私の人生に私を否定するあなたは必要ない。
私は私のままで美しいし、
私が産んだ娘はもっと美しい。
そうやって胸を張って生きる今の私は、最高にかっこいいと思う。
もし、他人の目が気になったり、胸を張る勇気が出ない方はぜひこちらの動画を見てほしい。
ありのままの自分でもいいし、理想の自分があるなら近付くために努力するのもいい。
どうありたいか決めるのは自分自身だけだから。
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