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vol.14 近況報告① 休みがたりない

休みがたりない。

私の休みは平日の水曜日と木曜日。
サービス業であるが故、土曜日と日曜日はお客さんがこぞってやってくる
休めない2日間。
平日は商談で使う資料の準備で手一杯。
加えて新しいお客さんも電話・メールを送ったりして何とか、捕まえないといけないし、契約した後のお客さんの工事までの段取りもしないといけない。

1週間はなぜ7日間なのだろうか?
私の現時点での仕事のスピードだとすべて終わらせるのに、あと2日は足りない。

一日中何故だか眠たい。
しっかりと休息が出来ていない証拠だと思う。
営業は、自己管理能力があってナンボだと聞く。
一日のスケジュールを組んで、例えば、午前中は「資料の準備」。
午後は「電話での営業活動」と「自己啓発の一人ロープレ」と、予定を組む。
しかし、午前中の資料の準備でつまづく。上司へのチェックが入り、
最初からやり直すこと5時間。気づいたら夕方になっていたなんて事はザラにある。

残業をして帰る夜道は暗い。やるべきことが一つ出来ていないだけでも
今日一日、何をやっていたんだ。と自分を責めて落ち込む。
やるべき事ができずに上司に叱られて、同じことの繰り返しでもう飽きた。

家に帰ると、部屋が物でとっ散らかっていた。
「部屋の汚れは心の汚れ」とはよく言ったもので、自分の心の余裕のなさがそこに表れていた。
真っ先に酒を飲んで、机には缶のゴミがたまる。
これを片付ける心の余裕もないのか。と思うと途端に悲しくなる。

要するに、休みが足りてない。心の余裕を溜めておく時間が足りずに
HPが完全に満タンにならないまま、仕事が始まる。
2日間は足りない。

何だか疲れが肩に来て、カフェインを摂取する量が多くなる。
沢山のカフェインを摂取して、眠気を飛ばして体に鞭を打っている現状だが、私の身体は皮肉にもずっと丈夫だ。
社会人になって二年半。体を壊したことは一度もない。
それが"若さ"なんだと思う。
ちょっとした風邪の一つや二つになってもいいだろとか思ってしまうほど、休みが欲しい。
そんなん思ったら絶対ダメだと思うけど。

「仕事を辞めたいなぁ。」なんて考えるのはすごく簡単だ。

元々、10人ぐらいいた私の同期は今、自分含めて3人しかいない。
皆、昔ながらの社風やコミュニケーションについていけずに
すり減っていったんだろうなぁと想像する。

なんで自分だけ辞める勇気が湧いてこないのだろう?と思う。
なんでこんなにも一日中眠たいまま過ごしてしまうのだろう?

そんなこと書きながら、理由は大体分かってる。

自分の体がしっかり動けるように出来ているからだ。
鬱になって、頭も体も思うようにならない。というところまでいけば
勿論、環境を変えた方がいいと思う。

ただ、3年目になって中途半端になんでもこなせてしまうメンタルと
中途半端な知識が備わってしまっているのが原因だ。

やらなければいけない予定の数々に追われ、
急にお客さんが来場してきた時の気分は最悪で、接客する前はプチパニックになる。
エヴァンゲリオンのシンジ君みたく「逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。」と念じながらお客さんを迎える時がある。

ただ人間というのはよく出来ていて、自分の脳みその中に"スイッチ"なるものが存在する。
"やる気スイッチ"という言葉を生み出したスクールIEさんは大発明だと思う。
そんな"やる気スイッチ"みたく、自分の中にも"接客スイッチ"みたいなものがあって、押すと自分の脳みそが接客モードになり、
ある程度のモデルハウスの案内とお家づくりのアドバイスを無難に"こなせてしまう"。

案内が終わったら、窮屈になった自分の予定を
血走った目でひたすら片付ける。の繰り返しで、
(終わらなければひたすら𠮟られる。)
没頭しているうちに”仕事を辞めたい”の気持ちもすぐに消えてしまう。

”ハウスメーカーの営業”として長年生き残ってきたベテラン社員たちに囲まれると、自然とその価値観に支配されて、
休みの日はあんなに「仕事辞めれたらなぁ」とか思うのに
いざ仕事をすると、すっかりそんな気持ちを忘れてしまうのである。

また、くそ生意気な私みたいな若手を、2年半見捨てずにここまで礼儀作法を叩き込んでくれた先輩社員に感謝の気持ちも中途半端にあるからしんどい。
契約してくれて快適に住んで頂いているお客さんの顔もチラついて、ついつい"仕事に没頭する"という楽な逃避を選択してしまう。

「体を壊さずに、きちんと営業という仕事をこなしていて、偉い。」と、
表面だけ切り取れば、根性がある人間であるように見えるのだが、本当は違う。

仕事の分別が出来て、心と体の健康を一番に最優先して行動できる人が一番偉いと思う。(心にゆとりがある人とも言える。)

私はどうにもそれが出来なくて、仕事を断る勇気もないし、自分の気持ちを優先させる事ができない。

そんな自分は休みが欲しくて、そんな休みの日を大事に過ごしたい理由が一つあります。
それは、また次回。
(文字数が思いのほかとんでもないことになってしまったので次に回します。よろしくお願い致します。)

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