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ハウスメーカー営業 独身男(26) Podcast「サブスク脳内会議」を配信しておりま…

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ハウスメーカー営業 独身男(26) Podcast「サブスク脳内会議」を配信しております。

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vol.16 新入社員が入ってきた

去年の12月ごろに新入社員が入ってきた。 静岡の店舗から派遣されて、半年間うちのお店で研修を受けてほしいとの事。 3年目社員である私と同じ営業職。 半年間という短い期間になるが、同じ営業として若手社員である私が教える立場に立たないといけない事は誰かに言われるまでもなく明確だ。 私より3歳年下の男の子。 私より背が高くて、スタイルもいいからベストもよく似合っていて 清潔感もある。 店舗の一員として、やるべき雑務や自己啓発の勉強などきちんとこなして ただひたすらに真面目な子と

    • "黒澤明"の映画をめぐって父親と揉めた話

      父親が今年57歳になる。 私が13歳か14歳かそこらの中学生の頃、 父親がメタボになって高血圧になり、これ以上の食生活の悪化は命に関わるという事で、薬を飲みながらしばらく病院に入院する事になった。 大の煙草好きで、無類の酒好き。 父方の祖母から「うちの家系はみんな糖尿病で死んでるからうちの息子も本当に気をつけないといけない。」と何度も聞いていたので、 本当に自分の父親がこの入院を境に体を悪くして 死んじゃうんじゃないかと子供心に思ったのを覚えている。 だからその時、子

      • 「失敗」を語れる人になろう

        休みが水曜日と木曜日の平日休みという事もあり、昔の友人と会う機会が少ない。 一緒になる知り合いは曜日関係なく、何らかの仕事をこなすフリーランスの人か、不定休のお仕事をしている人、或いは同業の不動産の人になる事が多い。 たまに2人で会って話をする。 高校からの同い年の友達で、同業他社の某大手不動産企業に就職したあいつは今や営業マンとして成績は店舗の中でトップ。 早くに結婚し、都内のマンションに引っ越して2人で同棲をしているらしい。 彼とは高校時代、通学するスクールバスで

        • ボケとツッコミ、雑談とラジオ。

          私の母親は、昔からすごくひょうきんな人で、 私が外へ出かけようと支度する最中にちょっかいをかけたり、玄関でタコ踊りをしながら「とおせんぼ」をしたりするような可笑しな人だった。 なんでこんなひょうきんな親からこんな根暗な自分が産まれるんだ、と思うくらい。 そんなとおせんぼがウザったくなり、無理やりどけて逃げるように玄関を出るようになった中学から高校にかけて、私はよく母親に叱られる事がある。 「ちゃんと今のボケ、ツッコミなさいよ!」 なんだか気恥ずかしくて、私がその場を無

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        vol.16 新入社員が入ってきた

          他人の幸せを想う。

          大学を卒業して、社会人歴4年目となったいま現在、 日々、業務に追われて仕事に没頭していると、自分が今まで歩んできた学生時代での歩み、思い出などが徐々に薄れていく感覚がある。 友達に囲まれて、一緒に遊んだり、思わぬ事で喧嘩したり、語り合ったり、色々な意味で輝いていた学生時代。 他者との関わりが、色々足りてない自分の性根と向き合うきっかけになったり、逆に他者を思いやることで自分に出来ること、出来ないことがはっきりして勝手に落ち込んだり、行動に移したり。 血気盛んで、他者のため

          他人の幸せを想う。

          大喜利が上手いヤツは総じて捻くれもの

          子供の頃からお笑い好きの私は、大喜利が大好きな少年だった。 フジテレビ系列で年に2回ほど放送される 大喜利の大会「IPPONグランプリ」は第1回目から欠かさず見てるくらいの大ファン。 面白い回答を繰り出して、笑いの数を重ねていく芸人さん達のアスリート魂に格好良さを覚えて、 高校時代、痛々しくも、同じくお笑い好きの友達と 大喜利の回答を出し合って、お互いに「それ、IPPON!」と言い合うだけの謎の遊びが自分たちの中で流行っていた時代があった。 「大喜利」というものは、一

          大喜利が上手いヤツは総じて捻くれもの

          「二度と観ない!」と、心に誓ったはずだった映画集

          前回のnoteで「リリイ・シュシュのすべて」についての話を書いた。 前回の記事では、この映画を「大好きだけど大嫌いな映画」と言い表したけれど、 この作品は、私に映画の魅力を最初に教えてくれた作品。 鬱屈とした物語の中で描かれる、眩しすぎるぐらいの映像美に惹かれて こんな表現方法があるんだ。と目から鱗だった。 映画の表現の幅の広さを初めて感じた。 その反面、やはり好んで観られるような内容ではないし、 人によっては目を背けたくなったり、不快に思われる映像も、容赦なく描かれる

          「二度と観ない!」と、心に誓ったはずだった映画集

          「目の奥が笑っていない。」について

          前から、親しい友人に「目の奥が笑っていない。」とふいに言われる事がある。 別にその場がつまらない訳ではない。(そういう場面もたまにはあるが。) シンプルに目が笑ってくれないのだ。 私は、生まれもっての超・自意識過剰人間で、 自分が周りからどういう風に見られているのか。ということに自然と意識が持っていかれてしまって、人の感情の機微に非常に敏感だ。 色んな飲み会に参加していて、思う。 この人は今、何を考えてさっきの発言をしたのだろう。 あ、この人はこういうことを言われるの

          「目の奥が笑っていない。」について

          「世にも奇妙な物語」が全部教えてくれる

          私の人生に多大な影響を与えた「世にも奇妙な物語」について。 フジテレビ系列で1990年から30年近く放映されているオムニバスのテレビドラマ。 タモリさんのストーリーテラーから始まり、4~5本の短編ドラマで構成される。 構成される4〜5本のドラマには、コメディであったりホラーであったり、感動するヒューマンドラマがあったりで、バラエティに富んでいて、 テレビっ子だった私は物心がついたころから、1年に2回放送されるこのオムニバスのドラマが楽しみで仕方がなかった。 あまりにも好

          「世にも奇妙な物語」が全部教えてくれる

          Podcast始めました~"社畜と旅人"というタイトルについて~

          宣伝です。Podcastを始めました。 今月から「社畜と旅人の気ままな駄弁りあい」という番組を立ち上げました。 現・会社員である私と、旅人であるホヅミさんが二人で気ままにトークする雑談ラジオです。 ホヅミさんは旅先で起こったエピソードだったり、ゲストハウスに来たお客さんからの知見を話したり。 私は大好きなエンタメの話だったり、会社員としての生活を送って思ったことやエピソードを話したり、 曜日ごとにそれぞれが話し手になったり、聞き手にもなり、2人の人となりと近況が分かるよ

          Podcast始めました~"社畜と旅人"というタイトルについて~

          vol.15 近況報告② 休みが欲しい理由

          水曜日と木曜日の連休の過ごし方をよく聞かれる。 土日休みの人にとっては、とても物珍しいのだと思う。 私はこの質問の返答にいつも困る。 映画をよく観るので映画鑑賞と答えるのが正なのだが、 休みの日になったら、決まって映画館へ行くわけでもないし 正直、最近は全然観れてない。 半年前にはゴルフバッグを買って、毎週のように打ちっぱなしに行ってストレスを解消していたのだが、これにも飽きてしまった。 ひたすら家の中でぐーたらしている訳でもない。 何かしら外出する用事が毎週入っている

          vol.15 近況報告② 休みが欲しい理由

          vol.14 近況報告① 休みがたりない

          休みがたりない。 私の休みは平日の水曜日と木曜日。 サービス業であるが故、土曜日と日曜日はお客さんがこぞってやってくる 休めない2日間。 平日は商談で使う資料の準備で手一杯。 加えて新しいお客さんも電話・メールを送ったりして何とか、捕まえないといけないし、契約した後のお客さんの工事までの段取りもしないといけない。 1週間はなぜ7日間なのだろうか? 私の現時点での仕事のスピードだとすべて終わらせるのに、あと2日は足りない。 一日中何故だか眠たい。 しっかりと休息が出来てい

          vol.14 近況報告① 休みがたりない

          vol.13 「プライド」と題された昔の日記に追記をしてみた

          「プライド」(2020.12.18) 私は物心ついた頃からプライドが高い。 就職活動していた時はそれを言い換えて、「頑固」だとか「自分の意見をしっかり述べる」だとかそういう風に言い換えていた。 いざ社会に出てみると、そんな奴はただの厄介者にしかならないことに気づいた。 プライドが高くて、我が強くて、、。 私は、人が言うことにすぐ自分の考えを言い返してしまう。 「でも〜」とか「実はこうでこうで〜」とか、言い訳ばかりが重なってしまう。 先輩社員に、楯突いてる生意気な新入社員

          vol.13 「プライド」と題された昔の日記に追記をしてみた

          vol.12 リリィシュシュと床屋の話

          子供の頃、床屋に行く時間がとても嫌いだった。 (髪を切って、変な髪型になったら嫌だなあ。失敗したらどうしよう。)とか、 そういう事を想像してしまって、とても憂鬱だったのを覚えている。 髪の毛が段々と伸びていくと、「もうすぐ床屋に行かなくちゃいけないんだ。」と思って、ブルーな気持ちになる。 髪を切られる時間は、もう世界の終わりのような気持ちだった。 なんで皆平然とした気持ちで床屋に行けるんだろう。 と本気で疑問だった。 思春期特有の憂鬱な気分というのは、私限らず、皆に平等に必

          vol.12 リリィシュシュと床屋の話

          vol.11 小沢健二さんの歌詞に救われた話

          「今夜はブギーバック」「ラブリー」のヒット曲で おなじみの小沢健二さんは1993年にソロデビューして、1998年にアメリカに渡米して以来、約4年もの間、音楽活動を休止していたとwikipediaで知った。 本格的に音楽活動を再開して間もない頃に出された2019年リリースの「彗星」という曲にとてつもない衝撃を受けた私は、 それ以降、底なしのオザケンワールドにハマっていくのであった…。 小沢健二さんから「渋谷系サウンド」という一つのジャンルを知った。 90年代前半をリアルタイ

          vol.11 小沢健二さんの歌詞に救われた話

          vol.10 バラエティ番組に思うこと

          私は小さいころから生粋の「テレビっ子」で、 バラエティだったりドラマを見て、一日中テレビに張り付いているような大人しい子供だった。 普段あまり喋らない私が、 テレビの前でだけ、面白い場面の時は手を叩いて笑って、悲しい場面の時は感動して泣いていたり、 はっきりと喜怒哀楽をみせる光景は、両親から見ると、かなりおかしな光景だったと思う。 特に昔からお笑い番組が大好きで、 「笑う犬」とか「はねトビ」。 「めちゃイケ」が第一線で面白かった世代。 フジテレビが華やかで輝いていた時代と

          vol.10 バラエティ番組に思うこと