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備忘録#9 [山本KIDの愛と夢 〜IT WAS ALL A DREAM〜]

U-NEXTで山本KIDのドキュメンタリーを見た。

幼少期からレスリングに取り組み、あと一歩でオリンピック代表というところまで上り詰めながら、総合格闘技に転向。
レスリングのバックボーンから寝技偏重のスタイルなのかと思いきや、持ち味は打撃というなんともめちゃくちゃな選手だ。

おれも格闘技(というか武道)やってたから何となく分かるけど、寝技は地道に積み重ねる部分が強く、それに比べて立技は生まれ持ったセンスが大事だと思う。
KIDは立技の圧倒的なセンスを持ちつつ寝技も一流という、稀に見るスターだったんだな。

自らを「格闘技の神の子」と称し、まさにその通りだと思う。

魔裟斗との伝説の試合も高画質で見れた。
当時の試合が高画質にリマスタリングされていて、格闘技ファンは必見ですね。

K-1ルール2戦目にして、前年のK-1世界王者であり当時カリスマ的人気を誇る魔裟斗相手に互角の戦いを見せるという。
信じられない格闘センスだな。魔裟斗の方が体重も重いのに。

自分が小さいとき、父親がこの試合見てたの思い出すな。
鮮明には覚えてないけど、ぼんやり記憶に残っているし、みんな見てたんじゃないかな。
テレビの前に座って。なんか原風景のような気がする。

日本において格闘技は長く愛されているコンテンツで、プロレス、ボクシング、キックボクシング、総合格闘技など国民が熱中するスポーツだ。
武道(これはスポーツではない)の本場であることも由来しているんだろう。
その中で、2000年代前半にPRIDEやK-1が爆発的な人気を誇り、格闘技の一時代を築いた。
KIDは間違いなくその時代を象徴する最高の選手だな。

真っ直ぐな人柄、大きい相手にも立ち向かう姿勢、ド派手なファイトスタイルなど、山本KIDは時代に愛されるスターの素質を全て持っていた。

おすすめの作品です。ぜひみんな見てみて。

昔は勝負事として武道をやっていたけど、いまはその精神性とかに興味が出てきた。もう1回勉強してみようかな。

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