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あくまき作り

鹿児島の郷土料理を知りたい、作ってみたいと思っていたところ、あくまき作りに声をかけていただいた。
あくまきは、鹿児島に来てから物産館で必ずみる。売り場には必ずきな粉とセットで置かれているけど、一体どういうものかわからず、買うのにためらっていたところやったので、かなり嬉しい。
スーパー「タイヨー」に入れば、入り口正面にボトル入りの灰汁、竹皮など、あくまき作りの材料が目につくように売られている。今が旬なよう。
教えてくれたのは、役場職員のお母さんと隣町に住むお友達のおばさん。
本来は灰汁作りから始める。昔は、薪でお風呂を焚いていたので、その灰をバケツにいれ、水をいれて灰汁をとる。
薪になる木材は色んな種類があるので、それで風味も変わるよう。
今回は、市販の灰汁で作る。
前日にすること。
・もち米を灰汁に浸しておく。
・竹皮をやわらかくするために水に浸しておく。
当日
1.もち米を灰汁からひきあげる。
2.竹皮の両端から縛るようのヒモをさく。
3.竹皮を作りたいサイズの長さに折りたたむ。☆今回は18cm
 横長に置いて、両端を折りたたむ(しぼんでいる側が下になるように先に折る)
 上部を1/3程度折りたたむ
4.袋になったところへもち米を入れる。☆湯呑み椀1杯半程度
 中身のもち米をできるだけ均等にする。端っこの方へも入るように。
5.竹皮の折り込んでいない方をかぶせるように折りたたむ。端っこは入れ込む。
6.竹のヒモ(2)で3か所くくる。膨らんでくるのできつめにくくる。
7.鍋に水を張り、包んだものを入れ、沸騰してから3~4時間煮る。(小さいちまきサイズは1時間程度でOK)

今回は36個、大きな鍋で3時間

竹皮で包んであるので、長く持つ。外側にカビが生えても中はカビないらしい。冷凍してもOK。
食べ方は、きな粉につけるのが主流。
人によって醤油をつけたりもするそう。色んな食べ方ができる。

初めてのあくまき、ごまの粉と黒糖をあわせたものでいただく


今まで知らなかったこととか、新しいことに出会える。
新しい土地に暮らすって不安もけっこうあるけど、何事にも代えがたい経験ができる。これからも、とりあえず楽しんで生活していきたい。


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