副腎疲労になりやすい3つの思考

副腎疲労でよくみられる症状は以下の通り。

・朝なかなか起きられない
・夕方15〜17時にだるくなる
・お菓子やコーヒーの依存

症状は習慣、習慣は行動、行動は思考から生まれるものですから、これらを根本改善しようと思えば、スタート地点である思考にメスをいれなければいけません。

いくら副腎を元気にする栄養を補ったところで、そもそもの頑張り屋さんが副腎に与えるダメージが変わらなければ、その栄養補給に終わりがないからです。

というわけで、今回は副腎疲労になりやすい3つの思考をおしえます。

・「〜すべき」
・「〜のせいで」
・「〜になりたくない」

こういうフレーズが口グセになっているひとは、伸びしろたっぷりです!

■欲求型と義務型

とくに慢性症状を改善すべく〝栄養学〟にこだわりすぎているひとに多い思考の型です。

食事内容を「〜食べるべき/べきでない」で決めているから、おいしくない。たのしくない。むしろ、おいしくてたのしい食事をしたら治らないという思い込みがとても強いです。

我慢の末路は「我慢の限界」だし、禁止の末路は「解禁」です。ここまでがセット。

遅かれ早かれそうなるのは目に見えているが、とにかくなにかを頑張らないと結果が出ないと思っているから、とりあえず目の前にあるお菓子を我慢してみる。お酒を禁止してみる。

でも、我慢や禁止はストレスですから、そのストレスに対抗するコルチゾールが分泌されます。

コルチゾールをつくるのは副腎ですから、やがて副腎が疲れて、副腎疲労が起こります。

嘘だと思うかもしれませんが、「〜すべき」を「〜したい」に切り替えてもらうと、驚くほど肩の力が抜けます。ストレスが減ります。ATPのダダ漏れが止まります。

先日も、食べるべきだと思って白米を〝がんばって〟食べていたクライアントさんにパンを勧めたら、それだけで胃もたれが軽減しました。気がラクになったとのこと。

食事に関して「〜すべき」が強いひとは、食事以外の日常生活でも「〜すべき」が強いので、実はやらなくても大した影響のないことをたくさんやっています。そういう事柄を「〜したい/したくない」で判断すると、確実にいままでと違う景色が見えてきます。

■自分基準型と他者基準型

「〜のせいで」「〜らしいので」「〜に言われたので」という言葉を多用するモノを他者基準型と呼んでいます。物事を決める基準が常に他人である状態です。

もちろん、自分の知らないことについては、他者の意見を参考にすることも必要です。ここで大切なのは「参考にする」と「鵜呑みにする」は大きく違うという点です。

他者の言動を鵜呑みにしていると、いつまで経っても自分がない。

自分の食べるものも、食べないものも、することも、しないことも、決めるのは他者ですから、つねに他者の動向をチェックしなければいけません。この状態がカラダにとってストレスでないわけがありません。当然ながら副腎は疲弊します。

他者に振り回されるフェーズに入る手前で、最低限の原理原則を理解して、あとはじぶんの頭で考えるひとは、副腎がぐったりしてしまうことはありません。

実はこの他者基準型の思考、もともといわゆる優等生だったひとに多いです。

親や先生の言うとおりにこなすことで、褒められ、認められてきたタイプですね。その個性のおかげで仕事において結果を出すこともあるでしょうから、それも大切な個性です。

問題は、その個性が副腎を疲弊させてまで必要なのかという点。

それが自分の人生において好ましくないならば、すこしボリュームを下げる必要があります。

■目的志向型と問題回避型

「なぜ花粉症を治したいのですか?」と聞かれたとき、

「歌を思いっきり歌いたいから」
「毎年お花見を楽しみたいから」

と答えるのは目的志向型。

「ツラい思いをしたくないから」
「みんなに心配されたくないから」

と答えるのは問題回避型です。

むろん、副腎疲労になりやすいのは後者です。

「〜こうなりたくない」という、苦痛から逃れようとするときのエネルギーは強いです。

だから、何かを成し遂げようとするとき、問題回避型で物事を考えることも実は結構大切だと思っています。

でも、「〜こうなりたい」という像がなく、ただただ強めの「〜こうなりたくない」があると、カラダにとって大きなストレスになります。

つまり、敵に捕まるまいとあちこち逃げ回っている状態ですから、コルチゾールやアドレナリンがつねに分泌されて、交感神経はピリピリに張り詰めて、副腎はフル回転状態です。

当然ながら、呼吸は浅く、胃腸の動きは止まり、眠りは浅くなります。

「〜こうなりたい」という理想像を思い描けると、幸せホルモンのセロトニンが出ます。どう思うかで分泌されるホルモンが違うって、かなり影響大だと思いませんか。

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