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木工が心を整える

先日、5日間ほど子供キャンプのスタッフとして野山を駆け巡っていた。

その時、参加者の子供たちが参加する「木工教室」が開催され、それに参加した時のこと。

木工教室とは小枝や木の実を使って何か一つ作品を作るというワークショップだ。

そこでわたしはあることに気づいた。

それは「木工っていうのは心を整えるのにちょうどいい」ということだ。

なぜ、木工は心を整えるのに使えると思ったのか?

実は木工教室に参加する前のわたしは結構疲れていて(キャンプ最終日のため)とってもイライラしていた。

連日連夜の子供達を相手にしたキャンプは確実にストレスとなってわたしの心に影を差した。

いわゆる、ストレスフル状態だった。

そんな状態のわたしだったが、木工教室に参加して作品を作るとあら不思議!心が整ったような感覚に陥った。

なぜかと考察してみる。

まず、木工をする前「何をつくろうか?」少しワクワクした。

目の前の材料をもとにどんな面白いものをつくるか、そういうことをあれこれ想像しているとキャンプ中に溜まっていたイライラに意識が向かなくなった。

意識がネガティブなものからポジティブなものに向いてたのだ。

それから、何をつくるか決めて手を動かしていく。

この段階に入るとイライラした気持ちが薄れていくのを感じた。

その時の自分は目の前の木材に注目し、その木材をどう加工しようかそれしか頭になかった。

だから、イライラした感情にさらに意識を向けなくなった。

むしろ、「ここはどうしたらうまくいくのか?」とか「もっと理想的な形にするにはどうしたら良いか」というクリエイティブな感情が心を満たしていてネガティブなことを考える余裕がなかった。

そして、作品が完成すると「お、なかなか完成度の高いものができたじゃないか!」と満足感と「ここはもう少しこうしたら面白いものになったかな?」なんていう鑑賞に力を注いでいた。

もはや、木工を行う前のイライラとしたネガティブな感情はどこかに消えていた。

以上から木工を行うとネガティブな感情は意識から外れ、徐々に消えていき、最後にはどこかに消えてしまうことがわかった。

もし、ネガティブな感情が暴走して困る方は試しに木工なんてやってみるのもいいかもしれません。

木工教室はネットで探すと意外と行っているようです。

お試しあれ!


私が今回作った作品「鍵かけ」


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