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生きづらさのことを話そう 〈ほっとすることを〉

人はほっとしたい、安心したいのだなぁと思う。
それは誰かがそばにいたらいいということではない。ひとりでいたら安心できないということでもない。
でも、人は一人きりで生きるようにできていないと思うし、気持ちを分かち合えることや、自分の存在を受け入れられることで、こころと体は無条件にほっとできるものだと思う。
気持ちが落ち着き、ゆっくり眠れるような感じ。

自助グループに出かけると、あぁ仲間がいるなぁと感じる。
そこに行って自分の現実的な状況が変わったり、問題が解決するわけでなくても、自分と似通ったたいへんさ、生きづらさを経験しながら自分自身に向き合う人たちがそこにいて。
そのことがありがたいなぁと思う。
体調が悪くて外出するのがやっとの方もおられるが、たいへんな中で来られてすごいなぁと思う。でもそういうときに、意を決して動くことこそきっと必要なこと。

長年に渡って調子が悪かった私は、自分のこれまでを振り返る機会に自然となっている。
そのひどい時期、毎日を過ごすだけでただ精一杯だったけれど、足りなかったのはきっと自分を愛することだった。自分自身を本当の意味で大切にするということがわからなくて、できなかったなぁと思う。

強迫観念や強いうつ状態というのは、とにかくどんどん暗い気分に引きずりこんでいってしまう。放っておくと、どんどん悪化してしまうことの方が多い。外出できなくなったり、不安や心配の、感情の言いなりになってしまってある意味当然と思う。ネガティブな声はすごく強いから。
だからこそ、ほんの少しでも気分が上向きになったときにほんのちょっとでも動いたり、助けを求めるなどできるといい。
「不安なこと、心配になってることがもし仮に起こってしまってもいいじゃないか。大したことじゃない!それより自分のことをだいじにしよう!」
それくらいの気持ちになれたら強烈な不安と心配があっても、少しだけ動けるんじゃないだろうか。回復して本当にしたいことがあったり、叶えたいことがあるのだったら。

強迫観念よりも、もっと自分の感覚を信じて動けたらよかったのになぁ、もう少し時間を大切にできたらよかったのに…とか、自分の過去に対して、思いはもちろんある。
でも、なにも積み上げてきてないように思っても、少しずつ乗り越えてきたのだからそれでいい。

誰かのせいにしたり誰かの助けを待つのではなく、自分の内側を信じて、自分から動けるようになること。
自分がまず自分を愛すること。
まだまだできずに学びの途中だけれど、自分がまず自分自身に寄り添って生きることのだいじさを、病気や生きづらさは教えてくれていると思う。



*最近のよかった本

情報と物で溢れて、暮らし方や生き方は多種多様過ぎてびっくりしてしまう。判断し選択するのは自分だけれどなにをどうしたら?なにからどうしたら?と彷徨ったり…
寝不足、運動不足、甘い物の取り過ぎ、ストレス…ちっとも体に優しくできていないのですが、体がほっとする方向にいきたいですね。

『やせる、不調が消える 読む冷えとり』 著:石原新菜

冷え性がひどいので冷え取りがいつも気になってるけれど、暮らしの中でなにを意識したらよいか?、食べ物のことなど、取り入れやすいアドバイスも多くて、参考にしている一冊です



前に住んでいた滋賀のパン屋さんからのお取り寄せ。素材ももちろんだいじだけれど、
作る人の“気”もやっぱり一緒にもらっている。
おいしいパン、いつもありがとう♪