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強迫症/強迫性障害、PTSDなど心の病気と長くつきあってきて、気づいたらもうおばちゃん…

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強迫症/強迫性障害、PTSDなど心の病気と長くつきあってきて、気づいたらもうおばちゃん‼︎ 強迫症・生きづらさの体験談、よかった本の紹介を綴っています。不安が強い方に少しでも参考になるところがあったら。事務職。本と小豆が好き😊

マガジン

  • 強迫症とこころの病気 私の場合

    こころの病気・生きづらさの体験をまとめています。

最近の記事

デコボコがあっても

生きづらさなどに関する本の紹介です。 よかった本① 雑誌『いいね』 クレヨンハウス ”あらゆる「バリア」をなくし、みんなが生きやすくなる新しいバリアフリーを!” と題して、社会の中にあるバリア(障壁)をなくしていくためにさまざまな分野で活動されている方々と活動について紹介されています。 本文より 世界ではじめて盲ろう者の大学教授となった福島智さんが代表をされている、東京大学先端科学技術研究センターではバリアフリー研究がされています。その研究室の研究員である大河

    • 久しぶりの投稿です。仕事をかわることになったり(雇用が終了)地元で震災があり気持ちが落ち着かなかったり(私が住む場所は被害はないです)していました。Instagramで気まぐれに書いているのでされてる方はよかったら覗きに来てくださいね。instagram.com/nakari.3

      • 生きづらさのことを話そう 〈ほっとすることを〉

        人はほっとしたい、安心したいのだなぁと思う。 それは誰かがそばにいたらいいということではない。ひとりでいたら安心できないということでもない。 でも、人は一人きりで生きるようにできていないと思うし、気持ちを分かち合えることや、自分の存在を受け入れられることで、こころと体は無条件にほっとできるものだと思う。 気持ちが落ち着き、ゆっくり眠れるような感じ。 自助グループに出かけると、あぁ仲間がいるなぁと感じる。 そこに行って自分の現実的な状況が変わったり、問題が解決するわけでなくて

        • 生きづらさのことを話そう 〈気になってもいい〉

          原井宏明先生の強迫症に関する本が、わかりやすくて好感が持て、これまでよく読んでいました。 原井先生の『醜形恐怖症』という本を、最近知ったので読んでいます。 醜形恐怖症は、見た目を過度に気にして、誰もがする行動を過剰に反復してしまう病気、だそうです。(鏡を見る、メイクなどの行動) また、醜形恐怖症は強迫症とよく似ているとのこと。強迫症の症状は多岐に渡り、醜形恐怖症は強迫症のグループの中のひとつとして位置付けられているそうです。 顔・体・髪の毛など、気になる部分はさまざまで、

        デコボコがあっても

        • 久しぶりの投稿です。仕事をかわることになったり(雇用が終了)地元で震災があり気持ちが落ち着かなかったり(私が住む場所は被害はないです)していました。Instagramで気まぐれに書いているのでされてる方はよかったら覗きに来てくださいね。instagram.com/nakari.3

        • 生きづらさのことを話そう 〈ほっとすることを〉

        • 生きづらさのことを話そう 〈気になってもいい〉

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        • 強迫症とこころの病気 私の場合
          18本

        記事

          生きづらさのことを話そう 〈調子の悪さがあってもよい〉

          うつ状態や精神の病気というのは、長く続いていくととてもつらいもの。 けれど実際、何十年とか長く続いてしまう人も多いのだろうと思う。 私自身とても悩んできたけれど、振り返ると10代の頃から生きづらかった。20歳の頃、強迫症の症状の不安が強くなったのだけれど、その前も苦しさがずっとありながらきた。なにかが苦しかったり、心配だったり、こころが満たされなくて、子どもの頃からいつも悩みながらいた。 私の場合はそういう自分の土台があった。 家庭環境も影響しているだろうし遺伝もあると思って

          生きづらさのことを話そう 〈調子の悪さがあってもよい〉

          強迫症(OCD)関連のイベントについて

          10/8〜10/14は強迫症/強迫性障害(OCD)の啓発週間なのだそうです。 イベントのお知らせをいただいたのでここにも載せたいと思います。 オンラインでどなたも申込みできるとのことなので、強迫症の本人・ご家族や、当事者会に興味がある方おられたら、どうぞご確認ください^^ ↓ こちらは東京OCDの会のサイトです 力強さ、まっすぐさ、深い優しさ。 小谷美紗子さん、好きです♪ ライブに行きたいなぁ。

          強迫症(OCD)関連のイベントについて

          いきづらさのことを話そう 〈病気があってもなくても〉

          久しぶりの記事になってしまいました。夏も終わりあっという間に9月! テレビのない生活をしてるのですが、ここ何年かでYouTubeは私もあたり前に観るようになりました。 最近観ている動画で、ある難病の方がご自身のことを発信しているものがあります。病気がだんだんと進行してしまう中でも、ご家族での旅行の様子やお仕事や食事のこと、リハビリの様子など、ありのままのご自分の生活の様子を伝えておられます。 できないことが多くなったお体でたいへんな様子が伺えても、笑顔がすばらしくて愛が溢れて

          いきづらさのことを話そう 〈病気があってもなくても〉

          自分と仲良く 〈手強い強迫さんだけれど〉

          強迫症の人を毎日苦しくする、不快な考えである強迫観念。 強迫観念というのはほんとう~に強力で抗えない。とても苦痛なのでで無くなってほしいと思えば思うほど、追いかけてくる気がする、強迫さん。 (いつも嫌ってしまうので、たまには「さん」づけで 笑) 強迫症って本当にきつい病気だなぁ…と私が感じてきたのは、以下のような点から。 ・強迫観念には四六時中追いかけられ、気を休める暇がない。  (私の場合はひどいときは一日中強い不安にみまわれて、睡眠も安心して   取れなかった。) ・

          自分と仲良く 〈手強い強迫さんだけれど〉

          自分と仲良く 〈不安さんとの関わり〉

          強い不安でいっぱいになったり、心配になる、気になるというのは、なんとも落ち着かなく居心地が悪いものだな~といつも思う。強い不安や強迫観念によって、日常生活が妨げられる程度ならよけいにだろう。 集中しにくかったり集中力が乏しいことも場合によっては苦しいときがあるけれど、病的な程度でなければ、心身の個体差であって、良い悪いではなくただひとりひとり違うということだな~と思っています。 自分は、心配になりやすいんだな、気になりやすいんだなぁ…と自分で自分のことをわかってあげる

          自分と仲良く 〈不安さんとの関わり〉

          小さなことから、ひとつずつ  〈幸せになっていいんだよ〉

          なんでも小さなことから始まっていくし、小さなことから変わっていく。 こんな小さいことやっても…って思ってしまうような小さなことからなのだと思う。 私が日々いつも思っているけれど、まだ取り組めていない、 「運動しなくちゃ」「深い呼吸ができるようになりたい」とかも、たとえば数回のスクワットとか、数回の深い呼吸を続けていくことから始まる。 (だからやらないと!と自分に言い聞かせている。笑) すごく小さなことに思えても、自分の内側できらっと光るようなこと、 “したい”って本当に思

          小さなことから、ひとつずつ  〈幸せになっていいんだよ〉

          小さなことから、ひとつずつ  〈強い不安や、不安症のこと〉

          強迫症ではないけれど不安感が強くて生きづらい人がいるかもしれません。 私自身は10代の頃はまったく強迫症はなかったけれど、小学生くらいの頃から、ずっと強い不安とつきあってきたような感じです。 例えばちょっとしたからだの不調や違和感から、何か悪い病気にかかっていたらどうしよう?とすごく心配になったりすることが頻繁にありました。 病気不安症という名前で呼ばれています。 気になり始めると止まらなく、楽しみなことがあっても頭の片隅では心配していたりしてとても苦しかったです。 私は

          小さなことから、ひとつずつ  〈強い不安や、不安症のこと〉

          小さなことから、ひとつずつ 〈自分だけじゃない〉

          病気は苦しいのでない方がよいと思うけれど、自分の経験のひとつとして乗り越えていけたら、また病気のたいへんさがあっても折り合いをつけて生活していけたら、それですばらしいと思う。 日常生活がそこまでたいへんでなく仕事をして生活費を得ることができ、人との繋がりがある中で自分らしい人生を創っていけたら、とても豊かな人生であると思う。 ※強迫症(私の場合)のこと再び。 (行きつ戻りつ同じ話が出てくるnoteでごめんなさい。) 強迫症のつらさは、日常生活に大きく影響するところで

          小さなことから、ひとつずつ 〈自分だけじゃない〉

          全部ひっくるめての自分であること 〈思いを伝えてみること〉

          両親との関係のことでとても悩んでいた頃、最初の方で紹介した斎藤学先生以外で、参考にしていた本です。 『心の傷を癒すカウンセリング366日 -今日一日のアファメーション』 西尾和美:著 一日ずつ、アファメーション(自分を肯定する言葉)が書かれています。 機能不全な家庭で育った子どもは、家庭の中で思いやりある健全な人間関係を習うことができないで育つ人が多いかと思います。 トラウマ治療などの専門家である西尾和美さんはこの本のまえがきで、 “育った家庭や、学校や職場で習うことので

          全部ひっくるめての自分であること 〈思いを伝えてみること〉

          全部ひっくるめての自分であること 〈気質・体質、HSPのこと〉

          とても敏感であったり繊細な人々のことをさす、HSPという概念があります。(病気や発達障害ではなく気質のことをいう。) 私自身、気が小さい、過敏である、共感しやすい…などの自分の気質・体質をずっと自覚してきて、HSPにばっちり当てはまると思っていますが、自分の強迫症に対応することで手いっぱいだったので…、あらゆることに敏感すぎる、こういう体質なんだなと思い、それ以上は特に気にしてはきませんでした。 よかった本の紹介④ 最近になり、ご自身がHSPでありながらHSP専門カウン

          全部ひっくるめての自分であること 〈気質・体質、HSPのこと〉

          こころの病気とひきこもり 私の場合〈強迫症のこと④〉

          30代の頃のこと 強迫症は“なりやすい性格”はないが取り巻く“環境”が大きく左右する、また不安症や発達障害、うつ病などと併存しやすいとされている。 私自身は小学生の頃から不安が強かった、また脳が働き過ぎる傾向があり、いまでいう発達障害でもあると思う。 “性格”は影響しないとのことだけれど、生真面目で曲がったことが苦手、気を遣いすぎる性格・気質の私はいかにもなりやすい感じだな~と感じる。 それから強迫症になってしまったときに、悪化して長くひきこもることになってしまったり長期に渡

          こころの病気とひきこもり 私の場合〈強迫症のこと④〉

          こころの病気とひきこもり 私の場合〈強迫症のこと③〉

          20代の頃のこと 強迫症による体調の悪さから、大学の授業にほとんど出られない状態になっていた私は留年をした。 実家での居心地がよくなかったため退学して帰省することも苦しく感じた私は両親にお願いをし学費を出してもらった。 苦しい日々の中でありがたかったことは、私のゼミの担当になってくださった先生が、若い頃に精神の病気になった経験のある先生だったことから、理解されにくい自分のこころの状態をすんなりわかってもらえたことだった。 卒論指導の時間は、卒論の話はせずに私の体調の話ばか

          こころの病気とひきこもり 私の場合〈強迫症のこと③〉