見出し画像

【書評】 『カレーライス進化論』 水野仁輔 イーストQ新書

この本は9月に読了したのですが、それ以降カレー三昧の毎日です…

今までは日本の国民食という意識もなく、どのカレーもひとまとまりに食べていた私でした。そんな私に網羅的かつ興味深く、カレーにハマりたい!!という覚悟を持たせてくれたのがこの「カレーライス進化論」です。


ポイントとして2つに絞ると
❶日本のカレーや生い立ち、今の世界に対する日本のカレー状況や今後を綴ってくれています。
❷主に日本食としてのカレーの
立ち位置を説明しており
家庭での日本カレーの特徴や
日本のカレー文化を丁寧に書かれています。

まず、プロローグでは東京オリンピック開催決定の話をしております。
その時に著者は、カレーは世界の人にどう見られているのだろうと。
このままではだめだ、日本のカレー文化を伝えたい!と焦燥感に駆られたそうです。

これだけで、カレーが脳の軸にある人だと思いましたね〈笑〉
そンな人いるのかって話ですけど〈笑〉

そして、本題はいきなり具体的になってきます。ゴーゴーカレーやCoCo壱が日本の外食カレー文化を担ってますので、それを軸に両企業を説明しています。

❶ゴーゴーカレーはNYに進出して奮闘しているそうです。僕はゴーゴーカレーは名前しか知らなかったですが〈笑〉、NY進出で止まらずゆくゆくはカレーの総合商社としてナンバーワンになるのが目標だそうです。
NYで経営するの大変苦戦するそうですが、著者が熱意を掻き立てるようドキュメントな書き方なのです。

だから、今の日本のカレーはここまで世界で戦えてるのか、よし晩飯はカレーだって気持ちになります笑

❷次は日本のカレーのお話です。

なんと、日本のカレーは世界にどこにもないカレーだそうです!
まずらインドではスパイスが5〜10種類の比べて、20〜30種類入ってるスパイスの多さ!
それを始めとして多くの日本のカレー独特の作り方を説明してくれてます!
隠し味を駆使するのも世界共通かと思ってたら日本独自の方法なんですねぇ〜。

☁︎まとめ☁︎
そんな感じでご家庭のカレーでも役立つような情報から日本のカレーライスの由来はどこか?っといったお話まで、まだまだ沢山のカレーについて歴史や情報、知識がてんこ盛りな一冊でした。〈笑〉
正直ここまでカレーだけで様々な角度から知ることができると読んでいる内にどんどん好きになっていくこと間違いなしの本でした♪
カレー好きは必読ですね!

水野仁輔さんは40冊ほどカレーの本を出版してるようですが、この本を読んだだけでカレーというものの概念は広く知れた気がします。
この他にもカレーについての料理本と知識の詰まった本が沢山あると思うと読むしかない♪

#カレー #書評 #料理 #水野仁輔 #レトルトカレー #本

シェアしてもらえるだけでうれしいです😎