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「フラグが立つ」から思うこと

フラグ
便利な言葉だ。
「フラグが立っている」

世間はいつから言い始めた?

↑ によると'80年代後半からとの事だけど、一般に軽々しく使われるようになったのはここ数年の気がするけど、どうだろうか。

僕はようやく、ここ数日で使いはじめた。
僕はレイトマジョリティーらしい。

新しい言葉、使ってなかった言葉を使いはじめるのは、しばらく試用期間アイドリングがいる。すっと口をついて出てくるにはトレーニングがいる。だいぶ意識しないといけない。

今の配偶者のことを人に話すとき、「奥さん」や「嫁」「嫁さん」ではなく「つま」と言うようにしている。
まだ慣れない。
慣れない上に吃音きつおんが出る。
「……つま!」
「妻」の「つ」を言いたいがために直前でやや詰まって「つ」がやや弾発音になる。

それぐらい慣れてないが、それでも「妻」と言うようにしている。
今、「妻」に関してはトレーニング中ということになる。

「妻」が言いにくいのは、フォーマルさゆえの気恥ずかしさを伴うからだろうと考えている。

「奥さん」と言ってるほうがたやすく感じる一方で、
「妻」となるとフォーマル感が出る。
そのため、世間話の中で発すると、
言った自分にも聞き手の相手方にも
「え、急に?」という空気がまとわりつく。

―「妻」のトレーニング中に感じるのはそんなところ。


しかし「フラグ」は
場面による束縛や気恥ずかしさがない。ハードルが低い。
けっこう言いやすい。

フォーマル感はないから雑談でも言っていい言葉だとは思う。
でも実家の父には言えないなとも思う。
意味を聞き返された時の説明が難しい。

説明が難しいということは自分の理解もそんな大したことないのだろう。

新しい言葉というのは感覚やノリで使いたい。
バイブスで使いたい。
だから説明すると興ざめするし、感覚的だからこそ説明が難しいのだろうと思う。

フラグ立ってる。


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#バイブスと興ざめは使えてる