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第8話 なぜ日本では保守が強いのか。

夫婦同姓を義務付けている国は、もはや世界で日本だけになってしまった。
どうみても少数派とも言える保守思想が、なぜ政治の世界では支配的になってしまうのか。

もっとも、自民党という保守政党が長期にわたり政権についているのだから、当たり前と言えば当たり前ではあるが。
しかし、自民党といったって、右寄りもいれば、左寄りもいる。
どうして、いつも右寄りが支配的になるのか。

また、総理大臣も、右派・保守よりの方が、長期政権になりやすい。

理由として、日本の政治家は、左派やリベラルより右派・保守の意見を聞きたがる。

右派や保守は「靖国公式参拝」とか、中国、韓国への強い姿勢など、割とわかりやすい。また、みな同じ論理で同じことを言っているので、とにかく、聞き入れやすいし、具体的な政策でなくても、とにかく強気なことを言っていれば、一定の支持を得られる。

しかし、左派・リベラルの要求はなにか抽象的で具体性がなく、みな微妙に違うこと言っているので、なかなかどうすればいいのかわかりずらい。

そして、ここからが重要なのだが、

左派・リベラルたちは、批判ばかりしているので、何か一つでも失策をすればたちまち批判の矢にさらされてしまう。昨日までの支持者が明日には、批判者になってしまうのである。

一方、右派・保守の人たちは、信念さえ曲げなければ、多少のスキャンダルは許してくれるし、援護もしてくれる。とにかく離れないのである。

トランプ大統領の時、話題になった「岩盤支持層」というやつだ。

これでは、政治家は左派・リベラルより、右派・保守の方の意見を聞くのは当たり前である。この傾向はどの国でも、そうだと思うが、日本は特に強いのだろう。

左派・リベラルの人たちは、もう批判ばかりしていないで、戦略を変えた方がいい。

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