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生きる意味はそこら中

 私は「問い」の多い人生を歩んできた。多分生まれた時から私は問い続けている。幼い頃から母や父に兄弟に、思いつくことは何でも尋ね続けていた。兄弟の会話の中では「もし〜だったらどうする?」という話が多かったし、食後にもずっと食卓に残って家族でそんな話をしていた。

 あの時間が大好きだった。

 学校や公の場では時間の流れや他の人の心ない言葉が怖くて、「問い」は心に押し込んだ。そして大人になって海外に行ったら、「問い」はそこら中だった。世界中から集まってきたバックパッカーたちと毎晩の様に語った。お互い「問い」合い、いろいろな視点を味わった。

 帰国して、また「問い」を封じ込める日々。会議でもどこでも尋ねると面倒くさそうな顔をされる「そんなことまで考えてるの?」って言われる。

 でも、やっぱり「問い」って楽しい。「夢みる小学校」という映画の中で、文化人類学者の辻信一さんが言われていた言葉、記憶違いで一言一句は同じでないかも知れないけれど。嬉しくてワクワクして書き留めた。これを教室の前に飾っている。

 みんな忙しい今だけど、「問い」を自由に出来る場所があればきっと幸せ。生きる意味を感じることが出来るだろう。そして、私の英語教室はみんなで一緒に「問う」場。この場所を大切にしよう。海外に行かなくてもここで「問い」を味わえる。
いろんな視点を味わおう。自由を味わおう。

 なんて贅沢な仕事なんだ、と心から思う。
 

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