見出し画像

ドキュメンタリー映画「みんなの学校」の木村泰子さんの講演を拝聴して

2023日12月23日、東京大学大学院教育学研究科の主催で、木村泰子さんの講演を聞く機会を得た。以前、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」を観て深く共感していたし、『「ふつうの子」なんて、どこにもいない』はとてもよかった。

何度も涙が出た講演だった。反省させられる点、自分を振り返ることができた。

人のせいにしない
耳が痛い。私はよく、学校教育が悪い、日本の教育は遅れている、など、文句を言う。思う。文句を意見に変えようというのが、木村さんの主張だ。

インクルーシブ教育については、普通を捨てない限り、インクルーシブ教育は成立しないともおっしゃっていた。普通があるから、特別が生まれる。みなが特別であり、普通の人なんていない。目の前にいるのは、ただ一人のその人だ。究極は、インクルーシブ教育についての議論さえなされない事が理想だ。先に述べたドキュメンタリー映画の大空小学校の児童は、インクルーシブ教育なんて言葉を知らなくても、いろんな子供が一緒の教室にいることは当たり前だったんだろう。その背景には、それを受け入れた大人(大空の教師だけでなく住民の人々)の存在が大きい。

まず出来る事はなにか。目の前の人を、偏見なくみる。
批判せず自分の出来る事はなにかを問う。失敗は認めて考えをチェンジしていく。

最初に木村さんは、大人が笑っている事、すなわち、大人が笑っていたら子供は安心するとおっしゃっていた。そう、まずは、自分をもっと幸せにしてあげよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?