歩いてる途中で代わることが多くなってる。

記憶は連続してるので、転んだりとかもないのだけど、なんと言うのか、頭の中がくるんと代わって、それで周りを確認する。

ああ？俺が表に出てる。

そう言う確認。

自然歩き方や姿勢が変わって、何をするかを確認。

今日はシオンだった。
というか大概はシオン。

私に対する愚痴だかをこぼしながら、私に「してやれること」をしてくれる。

シオンは私の事を自分のものだと思ってる。
何だかんだで私の事好いてくれてるから、日常生活もきちんと回してくれる。

むしろ、お世話係かと笑いたくなる。

その代わり、愚痴だか苦言だかの酷評も多い。
最近は私の「好き」に対してあれこれこぼす。

「俺関係ねぇしどうでもいんだけどさぁ、、」
から話が始まる。

彼にとって私は自分のものなので、自分のものである私がどうであれ、関係ないらしい。
その割にはお節介やいてくれてると思うけど。
(お、鼻で笑われた)

*

私が「消えたい」に支配されると、キレて代わるのはシオンだ。

「何で俺が死ななきゃならねんだよ！！！」
そう騒いで、暴れるやら。
一度、空気清浄機を階下に投げ飛ばしたこともある。
壁に穴が開いた。

彼は破壊人格であると思う。
根元にあるのは怒りだからだ。

ただ、少し違うよね、とも思う。
情は深い方だと思う。

、、、、。

やっぱりお世話係が適切なんじゃないの？