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妊娠でモヤモヤ


先日8週になり、心拍が確認されて病院から許可をもらったので母子手帳をもらいに役所へ行ってきた。

日本の制度はかなり手厚くて(以前住んでた国だと安定期になるまで病院で診てももらえないし、診察全部で4回とか)、検診14回もあるの!とか児童手当だの出産一時金だの子供の医療補助だの、感心したり感動したり。と同時に、まず妊娠届が3ページもあってかなり詳細にプライベートなことを聞かれたり、妊娠前の体重からBMIを計算して書かされたりして(役所で、ですよ)とても驚いた。もちろん困ってる人、助けて欲しい人がいたらそこでまず目に留まるので意味があるのだと思う。

母子手帳と共にパッケージみたいなのがもらえて、それも役所の人が丁寧に説明してくれたのでとても助かったんだけど、家に帰って細かく読んでるうちにどんどん気が滅入ってきた。だって、

妊娠中はとにかく体重が増えないように最大限努力しましょう。でも低体重児が増えて困るので、赤ちゃんは健康な体重まで大きくなるようにしましょう。

なんて言う、どうやったって無茶なことが平気で書いてある。こんなの途方に暮れてしまう。

しかも、産まれてからの情報や冊子を見ると、離乳食だの歯磨きだのどこを取ってもすべてお母さんと赤ちゃんのママと赤ちゃんが、ばっかり。お腹の中で無事大きくなるまで育てるだけでもかなりのプレッシャーなんですけど…産まれたら両親で育てるんではないの?なぜお母さんばっかりに押し付けるの?

お父さんはどこへ行ったのー!?


その後分厚いパッケージに全て目を通したところ、パパトライ(←は?)と称するうっすいパンフ発見。ママは妊娠の瞬間からリアルな責任感をしょってるんですけど、パパはトライから始められていいね。

パパトライの3つのポイントは、

1.妊娠した妻の変身(は?)には訳があると心得よう!

2.感謝やねぎらいは「言葉」にして伝えよう!

3.「ポジティブ子育て」を常に心がけよう!

だそうで…は?そっから?妊娠中のパパの心得とか見ても、「出かける時には人込みを避ける」「高いところの掃除はすすんで引き受ける(引き受ける!)」「おなかをさわってスキンシップ!」…は?

臨月期には「身の回りのことや家事を積極的に手伝う」とあって、手伝うって!もうこれ読んだだけで鬱になる…つーか、

己の身の回りのことくらい普段から自分でせんかい!


あとは育休を取りましょうとか、「できるだけ早く」帰宅しましょうとか、一か月健診に「付き添い」ましょうとか夜中のミルクや夜泣きへの対応をしましょうとか(書かれないとやらない?)赤ちゃんと遊んだり、食事の「世話をしたり」しましょうとか(離乳食は誰が作る?)、読んでるだけでもう全部嫌になってくるので読むのをやめた。


さて、うちのパートナー(なぜか急にはりきって日本語のクラスを取り始めた)はどんな父親になるのだろうか…


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