辛い時期を救ってくれた読書や文化の話

こんにちは。
またまた、お久しぶりの記事になってしまいました。

今回は、今よりもっと辛かった時期に、私の心を救ってくれたもののことを書こうと思います。

パニック障害、しかも広場恐怖を伴っているため、なかなか外出できなかった頃の私を救ってくれたのは「本を読むこと」でした。

病気で孤独な思いをしていた私にとって、小説は友達のような存在でした。
当たり前ですが、小説は書いた人がいるので、丸々一冊使って作者さんの想いを知ることができます。
色んな作家さんを読めば読むほど、多くの価値観を知ることができます。
それは、人との交流が薄れていた私にとって、とても大切な心の交流でした。

その頃、私が特に読んでいたのはミステリー小説でした。
謎解きゲーム感覚で、読んでいると探偵気分でわくわくできて、今も好きなジャンルです。
とはいっても、残虐なものや暗い内容のものは気分が落ち込んでしまうので、事前に内容を調べて避けるようにしていました。
また、ミステリーには「日常の謎」というジャンルがあります。その名の通り日常のちょっとした謎を解いていく物語なのですが、これはより気楽に楽しめるので、色々と読んでいました。

あとは、少女向け小説も読んでいました。
コバルト文庫とかビーンズ文庫とか、そのあたりですね。
少女向け小説って、甘い恋愛もののイメージがありますが、意外と冒険ものや歴史ものが多いんです。
基本的には若い人を対象に書かれているので、文章も難しくなく、手軽に冒険の世界に入ることができました。

それから、小説を好きな人って結構多いんです。
しかも老若男女に。
なので、本の話題をとっかかりに共通点が見つかったりして、話が広がっていく・・・そんな経験を何度もしました。
知らない人との話題に、本が何度も役立ってくれました。

また、小説を読むことで色んな言葉を覚えた分、自分の気持ちを表現しやすくなりました。
自分がどう感じているのか、何を辛いと思っているのか、言葉で表しやすくなった分、気持ちの整理をしやすくなったと感じています。
読書自体は一人でするものですが、コミュニケーションにも役立つと思います。

私の場合は主に読書でしたが、音楽だったりアニメだったり・・・文化には人を救う力があると思います。
もちろん、単純に娯楽として楽しんだっていいんです。
でも、生きることがとても辛かった私にとって、それらの「文化」は日々を生き抜く力をくれました。

なので、作家さんを始めとする、クリエイターという職業は本当にすごいものだと思います。
辛い時期の救いとなり、今なお支えになっている作品を生み出してくれる、たくさんのクリエイターの皆様。
心から感謝し、尊敬しています。

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