婆さんの食卓 梅雨
5月に実家に行った時、こんなnoteを書いた。
実家から帰ってきて半月、毎晩7時40分頃に、アレクサで連絡を取るようにしている。
私は毎晩7時に夕飯を食べ、その後片付けをした後ほっとした時間が7時40分頃。
婆さんは夕方7時過ぎまで畑に出ているので、夕飯はその後になる。
私がアレクサ越しに呼び掛けると、ちょうど夕食を食べている。
日によっては、ご飯と納豆だけとか、お昼に来たランチサービスの残りのおかずを暖めて食べていたりとか、冷凍しておいた食パンを解凍してトースターで焼いたりだとか。そんな食卓を見るとかわいそうになったり、寂しくなったりしていた。
しかし、最近は畑で取れた夏野菜が食卓に上るようになってきた。
今日はナスとネギの味噌炒めを作ったとお皿を見せてくれた。
「ナス美味しい?」って聞いても返事はなくて、代わりに「キュウリの浅漬けが美味しい。」とポリポリ音を立てて食べている。
「キュウリはどうやって浸けたの?」と聞くと「麹漬けの素みたいなのを塗って袋に入れておいた」と。それは確かに実家の冷蔵庫に入っていた。
畑仕事は大好きで、雨が降っても傘をさしてウロウロしている。
ただせっかく収穫した野菜の始末が難しい。少しずつは食べるだろうけど、梅雨が明けた頃には一人では食べきれないほど毎日たくさん取れてしまうだろう。
数年前は、ビニール袋に積めて日付けを書いていた。もうそれはできそうもない。
次はいつ実家に行くことになるやら。今月は婆さんの誕生日があるから祝ってあげたい気持ちはあるけど、この前行ったばかりだしなあ。
まずは夫のリクエスト(温泉)をクリアして、8月の自分の通院と義父母のお墓参り、お盆が終わったら・・・まだだいぶ先か。
そろそろ母が怪しくなってから1年。
夏の台所は、やっぱり怖い。
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