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食事に関するただ一点のルール

日本では、何でもかんでも原材料を見て食品を選んでいた。
少しお金を出せば添加物の少ないものが買えたので、できるだけ体にいいものを、と思っていた。

そのままドイツにやってきた私。
まず、原材料が読めなかった。
Google翻訳をスーパーでかざしまくって、分かったような気になって買っても、思ってたものと違うこともあった。
急いで買い物したら、牛乳じゃなくて飲むヨーグルトだったこともあった。
食べて美味しいものがどれかわからないところから始まって、ようやく一通りの食品で、よく買うものが頭の中に登録できた。

そこで出てくるのが、日本ではあんなに原材料にこだわっていたけど、今は体にいいものを選べてるのか?という話。
ドイツでは、大体どんな食品でもBIO=有機栽培のものが売られている。
しかし、全ての食品でBIOが買えるほどの財力はうちにはない。
しかも、BIOがやたら高い食品と、普通のものとほとんど変わらないような値段で買える食品があり、これはBIO、これはBIOは無理、みたいに頭を整理できていない。
たまに広告の品でBIOがあれば、これは絶対買おう!と思ったりする程度。

ただ一点、安心なのは、EUと日本の食品添加物を比べると圧倒的に日本で許可されている添加物の方が多い。
ドイツでそこそこのものを買えば、添加物が少ないのは間違いない(もちろんそうじゃないものも安く売られている)。

日本食品については、日本で売られている価格の3倍ほどするため、その中でさらにいいものを買うとなると、いきなり大金持ちみたいなお金の使い方になる。
そこそこのものを何とか頑張って買う、という感じ。
日本で買っていたレベルのものだけ買っていては、生活が立ち行かなくなる。

さらに、日本からのお土産の品として、たくさんものを頂く機会がある。
ちなみに私の持論としては、頂いたものはどんなものでもおいしく食べる、である。
だから、頂き物はなるべく食べる。
ドイツのものも食べる。
日本食品も食べる。


体にいいものばかりを選んで食べる人になりたかったはずが、最近は原材料のことはほどほどにして、色んなものをたくさん食べる方が良い気がしてきている。
これが本当に良いことか悪いことかは分かるのは、自分が死ぬ時かもしれない。
しかし、原材料に左右されすぎるより、自分の味覚に合った、自分が美味しいと思えるものを作って家族と笑って食べる方が、今は何だか楽しい気すらしている。


いつもそこにちゃんと食事があることの大切さ。
とにかく、どんな時もしっかり食べよう。


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