帰国しました。

帰ってきた、のかもしれないと、私は空港で痛感した。

前回この空港へ来た時、１日近く飛行機の中にいて、英語圏でもないところで、大荷物で、真夜中で、とにかく疲れて泣きそうだった。

今回は、疲れてはいたもののドイツ語が少し分かるようになっているし、ここから自宅までの移動方法も移動時間も知っている。
ちょっとスーパーで買い物するか、という気にもなったくらいだから、少なからず私はドイツに慣れているようだ。

帰ったら帰ったで、それはそれ、と思えたのでホッとした。

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日本で、ドイツに帰ったら必ずやる、と自分に誓ったこと。

日本で食べられる美味しい物を、諦めずに作ってみること。

ドイツへ来てから、日本の食材は高級品なので、できるだけドイツのもので、と食生活にかなり制限をかけていたことに、日本に帰って気付かされた。
一年以上もちくわを食べていなかった。
食べ物って毎日のことだから、ストレスになっていたことは間違いないだろう。
だから、食べたい物を食べよう、が大事なんだと思う。

帰国した翌日、早速、肉まんを作ってみたらこれがとてもおいしかった。
味をしめて、その翌日にプリンを作ったら、これもまたとてもおいしかった。

そして、今日とうとう私はパンを焼いた。
ドイツには山ほどパン屋さんがあるし、スーパーならどこでも、焼きたてパンコーナーがある。
なのに、私が食べたいパンは売ってない。

パン作りは難しい。
出来上がったパンは、多分成功はしていないけど、それでも美味しいのが嬉しかった。

しばらくは、美味しい物を食べよう、という気持ちで頑張れそうだ。