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個別最適な学びについて考える(59)ー加藤幸次, 河合剛英(2002)小学校個に応じる少人数指導ーから

おはようございます!
年度末,忙しいかもしれませんが少し勉強…。
そんな時に自分の記事に立ち寄っていただければ嬉しい限りです。
というよりかは一緒に勉強できればと思います。まだまだ勉強不足,凡人の努力をしていかなければなりません。

たまには情報をここで共有するのもありかなと思いまして,教科書の使い方のリンクを共有します。
こちらは,教科書研究センターより発行されているもので,是非とも一読していただきたいです。この時期に振り返るのもとてもいいのではないでしょうか。

https://textbook-rc.or.jp/wp-content/uploads/2022/10/edab1521b0ad09e5efa260b4f48dbba1.pdf

教科書研究センター(2022)
"新しい"教科書の使い方 ―よりよい授業づくりのために―(小学校).

本日は,「加藤幸次, 河合剛英(2002)小学校個に応じる少人数指導.黎明書房,愛知」です。早速,読んでいきましょう!

①【指導の個別化】
 これは一言で言うならば「どの子どもにも共通して理解させたいことがらを、きちんと定着させる」ということである。学習指導要領の主旨にもなっている「基礎的・基本的な内容の確実な定着を図る」と同義であり、他の教科の学習や総合学習にも関連するような基礎・基本を、一人ひとりの子どもたちにしっかりと身につけさせることがその大きなねらいである。
 3Rsと呼ばれる「読み・書き・計算」だけではなく、問題解決的に取り組む学習において必要な「課題発見力・情報活用力・表現力・コミュニケーション力」等の『新しい学力』も、きちんと定着させなければならない
 教科を例にとるならば算数は特に系統性が強く、途中が抜け落ちていると積み上げが難しい教科である。計算力においても「習熟度の差」が大きい場合があって、当該学年の授業が進めにくいことを、多くの教師は経験しているはずである。(中略)
 こういった時に学年の教師が話し合ったりしながら、理解ができていない子どもへの対応や、時間をかければ理解できるといった子どもたちに、どのようなシステムで個別に指導するかということを考え、実践するのが「指導の個別化」の取り組みである。

加藤幸次, 河合剛英(2002)小学校個に応じる少人数指導.黎明書房,愛知

共通して理解したいことは,教科の内容だけでは無いと思います。
特にコンテンツだけでなく,コンピテンシーが言われている現代で,教科の内容を抑えつつ,学び方といったところまで身につけてもらうように,支援方法を考えなければいけません。

30名いる学級であれば,どのように少人数で指導をする環境を作ることができるでしょうか。子どもたちにあった支援をしやすくするための環境づくりにも影響を与えそうです。

個別指導をするために少人数の環境を作り出す、支援方法を検討する

基礎的なことかもしれませんがもっと重要になっていくのではないでしょうか。本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!


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