Netflixで、映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(邦題)」を見ました!

第二次世界大戦後の、英国の歴史を振り返るような映画といった印象で、正直、サッチャー元首相へのリスペクトはあまり感じられませんでした。

映画公開当時、マーガレット・サッチャーを演じたメリル・ストリープがその演技で高い評価を受けた記憶があったので見てみたのですが、映画として「マーガレット・サッチャー」の何を伝えたかったのかがあまり伝わってきませんでした。

伝わってきたのは、「政治」そして「首相」という仕事に人生のすべてを注力してきたために、妻として母としての役割を十分に果たせなかったという彼女の後悔です。そして仕事に邁進する中で心の支えは常にご主人だったということです。

印象に残っているのは、「『考え』が『言葉』になる。その『言葉』が『行動』になる。その『行動』がやがて『習慣』になる。『習慣』がその人の『人格』になり、その『人格』がその人の『運命(さだめ)』となる。『考え』が人間を創るのよ。」というサッチャー元首相のセリフです。

彼女に「他人は他人、自分の道を行け」と教えた彼女の父親の言葉だそうですが、これは現代にも通じる、人生の本質を突いた言葉だと思います。

自分で考え、その考えを周囲に示し、示した通りに行動する。いつしかそれが習慣化し、積み重なって、その人を形作る。そして形作られた人格を受け入れてくれる環境や人々が集まってきて、そのような人生を歩む。

「あなたの歩いた後に道ができる」という言葉と似ていますね。人生って「新しい道づくり」なんですね。そう考えると、厳しく険しい道だとは思いますが、人と同じ道より違う道を選んだ方が面白そうです。人と違う道を進む勇気と覚悟がない時は、せめてその道を進んでいる人達を応援したいと思いました。

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