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緊張との向き合い方①

ステージ上での精神状態について少しお話ししたいと思います。
結論から言うと、緊張と向き合った結果日常生活もとっても楽になった、という話です。

私は幼少期から発表会では緊張するタイプでした。
ステージ裏では何度も楽譜を見てソワソワするタイプの人間です。

音楽大学時代の試験でも、もちろん緊張していていました。頭が真っ白になって、記憶がないまま演奏を終えるということが当たり前でした。
練習は真面目にしていたので、身体に染み付いたものだけで演奏をするという状態でした。よって、演奏中に響を聴くとか、そういうことは全くできていません。
そんなこんなで、ピアノは好きなはずなのに、人前での演奏=苦痛、緊張、恐怖という思いが根付いていました。

問題は大学卒業後、伴奏を仕事として引き受けるようになってからです。私がしている伴奏のお仕事はコンクールや大学の試験です。私ではなく一緒に演奏する人が評価されるということで、伴奏者として責任を感じていました。そういった状況が緊張を煽っていたように思います。
頭の中でこのような言葉が鳴り響くようになりました。
「上手くもないのに伴奏するなんて周りからどう思われるだろう」
「謝礼をいただいているのに失敗したらどうしよう、相手に迷惑をかけたらどうしよう」
このように、恐怖が増し、最初の一音を出すことすら怖くなり、演奏に集中できなくなってしまいました。

頭の中で鳴り響く言葉は人に言われた言葉ではなく、自分が自分自身に投げかける言葉が頭の中で鳴り響いているんです。
周りの人が「Naokoさんなら大丈夫だよ」とか優しい言葉を言ってくれても、自分には全く響きませんでした、、、

このままでは辛い、好きなピアノが弾けなくなると思い緊張と真正面から向き合うことにしました。

因みに、友人知人、先生方からいただいていた緊張をほぐすアドバイスは
・深呼吸をする
・場数を踏む
・練習をする
・そもそも自分に期待をしない
などでしたが、これらは私には効果がありませんでした、、、(泣)

日常で深呼吸していないし、深呼吸をする意味もよくわかっていないのに本番の日だけ舞台裏で深呼吸をしても落ち着きは取り戻せませんでした、、、

参考になったのは竹腰 紗智さんの配信(というか在り方そのもの)と数冊の本、瞑想、宇宙理論でした。
まずは日々の意識の在り方から変える必要がありました。
色々なことを試しましたが、今回はその中から5つご紹介したいと思います!

【ステージ上での意識を変える5つのステップ】
①今に集中すること
②頭の中のネガティブな声を消すこと
③不安を解消するためにできることを理性で考える
④うまくいくことで得られるデメリット(言い換えればうまくいかないことで得られるメリット)を書き出す
⑤本来の目的を思い出す

めちゃくちゃシンプルですが、とっても重要な5つです。
では具体的に日々何を行ったか、次のnoteでお伝えしていきます。

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