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【現地インタビュー】で分かった”スラム街”の実態!! inセブ島留学 -色レポ

こんにちは!
私は今、学部の研修留学として、セブ島で留学をしています!

期間は2週間ですが、1週目は語学を、2週目はNPO法人だれでもヒーローさんご協力のもと、現地のスラム街、学校、行政に足を運び、現地でインタビューを通した実態調査と、現地の優秀な奨学生と意見交換をし、最終的に英語で発表を行うプログラムです。


スラム街に行った。

セブ島のバランガイというエリアに足を運びました。

ここは、だれでもヒーロさんが支援をしているエリアで、

こんな感じで住宅が密集しています。

コロナ渦一番最初にパンデミックがこのエリアで起きて、
完全にロックダウンしたらしく、
このエリアから完全に外に出れなくなり、
閉鎖中は、エリアの入り口に警備員が待機し、何か欲しければ、その方々に、高いお金で買ってきてもらうしかなかったんだとか。。

2人の方にインタビューしました。

お二人とも50代の主婦の女性でした。
英語で聞いたり、スタッフさんに現地語で翻訳していただき、
英語を通訳としてお聞きしました。

一週目でいっぱい話したので、なんとか意思疎通は取れたし、
大体内容は理解できました!

よかった!

気づき三要素

①家族の大きさ→それによる幸せ負担
②移住の理由がポジティブである。→この環境に幸せを感じている
③教育、就職、制度の安定→それでも給料が低い

👇詳細です!

インタビュー1人目マリンさん

1人目にお聞きしたのは、9人家族の主婦
マリンさんです。

とても大家族ですね。
数十人の子供がいるというのもこの地域では良くあることらしいです。
日本とは真逆ですね。

この上がマリンさんのお家。
浴槽や洗い場。
このトイレはこの地域一体で共有のものらしいです。

お聞きした情報としては、

夫は郵便配達人
子供が7人いて、長女は奨学金で大学を卒業して、
エンジニアをしている。
次女は心理学生
他に5人はそれぞれ地元の学校に通っている。

肉体労働や、学校に通えていないお子さんがいるのかと思っていましたが、このご家庭では皆さん学校に通えているみたいです!

ただエンジニアは経験者レベルでも月収5~6万程度
月収です。

平均の少し上くらいです。

マリンさんがこの地域に引っ越してきた経緯としては、

マリンさんの実家はマニラで農家をしていて、
農村が嫌で歌手になるためにここの土地が安いからやってきた。

とおっしゃっていて、スラム地域に住む方は、職を求めてきていると思っていたのですが、意外とポジティブな理由でこの地域にきていることに驚きました。

今は手を貸して欲しいとき村でそれを手伝っている。
子供が育ったら実家に帰る予定らしい。

現在は、村でのいろんな手伝いをしているらしく、
この地域では、足りないものは、
相互に助け合うことで、この地域を保っているらしいです。

お一人目の感想としては、裕福とは言えない家庭かもしれませんが、想像以上に教育や就職ができている現状を知ることができました。
ただ、それでもこの水準の暮らしを強いられている、フィリピンの賃金の低さというのが大きな課題なのだと思います。

インタビュー2人目セルセミさん

2人目にお聞きしたのは、50代で8人家族
セルセミさんです。

これもまた多いご家族ですね。

このような形でインタビューさせて頂きました。
こちらも、他にも部屋はありますが、
8人が住むには小さいですよね。

夫は他界
長男は、セキュリティーガード
次男は、マニラでキャビネットを作っている。
長女、次女は家事をしていて、
三女はセキュリティガードをしている。
さらに
2歳くらいの女の子と
1歳くらいの男の子がいました。

この状況でお父さんが他界されているのは、
相当大変ですよね。
フィリピンでの警備員の日給は約1000円

時給じゃなくて日給が1000円です。

これはフィリピンの平均です。

セルセミさんは生まれた時からこの地に住んでおり
両親がこの地に越してきた経緯としては、

1970年にセブ島の北から安定した職を求めて来た。
隣の家のお世話を仕事にしていたらしい。

こちらも比較的ポジティブですよね。
安定した職が、ケアラー(お世話)ということですね。
ただ、高給という訳ではないと思います。

他には

セルセミさんはチーズスナックを売っていて、
そのビジネスを手伝ってくれる方がいれば良いなと思っている。
チャーチ(協会)のメンバーでもある。

と仰っていました。

お二人に共通して仰っていたのが、

家族が健康で笑顔でいれているだけで私たちは幸せです☺️

って笑顔で仰っていて、子供達も笑っていて、
この環境が幸せじゃない訳じゃない。

それも認識するべきだし、
その中でも課題は認識するべきみたいな。

街中でも、食事を作って家の前で売っている方が沢山いらっしゃいました。

街中には可愛いワンちゃんが沢山います。

可愛いね。ただ狂犬病は怖いですね。
でも皆さん犬と共存している環境でとっても素敵だなと感じました。

でさ、これこの地区にあったんだけど、
1ペソ(3円)で1分プレイできるんだって、
めっちゃおもろいよね
パソコンなんだけど、みんな、マイクラとかしててなんか
楽しそうだったね。

ニワトリさん
建設中

子供達の笑顔が素敵ですね。
素敵な笑顔と記念撮影のお礼に、オレオをプレゼントしました。
素敵な笑顔は、物や通貨の対価になり得ると思います!

奨学生との意見交換

NPO法人、誰でもヒーローさんは
奨学制度を実施していて、めちゃくちゃ優秀な16歳と僕は話しました。
僕らEMCは6人で現地入りしていて、
奨学生6人と1on1でコミュニケーションしました。

トーキング風景

英語で行ったのですが、
比較的自分が会話回す展開だったので、
英語で話を回し、かつ貧困というテーマについて
話し合う困難さはありましたが、
いろんな意見交流ができました!

相手は16歳で高校生です。
弁護士を目指していて、
奨学生って高校の5万人の学生の中でたった1人らしいんです。
えぐいですね。

弁護士になって、企業の労働者に対する不正を正したい。
という話を聞いて、とっても強い夢だなと思いました。

これが次世代のリーダーか、とすごく納得しました。

奨学生の学生さんは貧困の家庭生まれの方が多く、
このかたは集合住宅在住でした。

このバランガイ地区についても知っているらしく、

・『大麻』が横行しているからあまり近づかない。
・やはり就職の選択肢が少ないことが一番の問題だと思う

というアイデアを頂きました。

就職の選択肢。
日本にいれば、目指す権利は誰にでもある。
しかしこの地に生まれれば、目指す権利すら与えられない。

この事実は深く受け止めるべきだなと感じた。

さらに、職を選べるということが恵まれていること、
いかにフィリピンを職が選べる環境にしていくか。

ということを考える必要があると思う。

最後にパシャリ

明日は、現地学校にインタビューに行く。

奨学生にアイデアをもらった。

・学習の手当をどれだけ得ているか?
・なんの科目が苦手か?

について聞いてほしい。とのこと。

自分的に気になる3ポイント

どれだけの学生が大学を目指せるのか?
仮説:35%?10%もいる?
②教育において何を重要視しているのか?
仮説:指導要領?主体性?思考力?
(授業形態も込みで)
③通学においてどのような支援制度があるか?
仮説:通えない生徒には支援策が講じる

こんな感じの質問をしてみたいと思っとる。
んー個人的には②が一番大切だと思うと同時に、
高卒だって何かを生み出せる社会ってのを作っていけないかなーと
考えるのです。

振り返り

今回の活動を通して、
スラム街に暮らす人々の、より具体的な生活の現場や、
実情を知ることができて。
こと、バランガイ地区においては理解を深めることができた。

ただ、フィリピン、セブの中には、もっと貧しくて学校すら行けない子供達、食糧をゴミの中から集めている子達がいるわけで、
まだ入り口を見た程度だと思う。

ただ、実際の話を生の声で聞き、生の目で見て、感じるものが多くあった。

やはり奨学生とも話て感じるのは『違和感』でしかない。
なんで?なんで?なんでこんなに環境が違うのか。
それは、まあ日本だってアメリカやオーストラリア、西洋と比べると、

物価も賃金も2分の1程度だし、
日本だって、今後少子高齢化によって、地方や都市の中にも、
格差が拡大し、貧困が広がる可能性はあるわけで、

仕組みや、教育、意識によって、
少しでもよりベターな未来が作れないかと思案するばかりなのですね。

それでも、この環境に幸せと言える。感じているセブの方々から学ぶことも多いだろうし、
日本のように自殺や精神的に苦しむ環境が、働きすぎで過労死する環境が良いとも思わないみたいな。

終わり。明日に続く。

最後に、

このnoteでは、『響かせるって素敵』をテーマに、自由に、自分の色(声、姿、想い)を、響かせる(共感を生む)ことのできる未来を創りたい。という思いで、ずぼらさんでも、誰でも、生活の役に立ったり、心の支えになるような発信や、日常の何気ないものを、言葉に紡いでます。またYouTubeでも同様の発信をしているので是非ご覧ください!!👇

それでは皆さんが、ありたい自分で共感を創れる未来のために、#自分の色を響かせろ !!
また明日!
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