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展覧会レポ:ノエビア銀座ギャラリー「岩合光昭写真展 どうぶつ家族」

【約2,400文字、写真約5枚】
初めて「ノエビア銀座ギャラリー」に行きました。その感想を書きます。

結論から言うと、規模は小さいものの土日も運営しているため、銀座に来た際はフラッと寄れる便利なギャラリーだと思いました。岩合光昭さんの撮る動物の家族写真はかわいかったです。また、「ノエビア」について調べる良い機会になりました(調べると独特な企業だと分かりました)。

展覧会名:岩合光昭写真展 どうぶつ家族
場所:ノエビア銀座ギャラリー
おすすめ度:★★☆☆☆
会話できる度:★★★★☆
ベビーカー:ー
会期:2023年6月5日(月)~8月18日(金)
休館日:なし
住所:東京都中央区銀座7丁目6番地15号
アクセス:銀座駅から徒歩約5分
入場料(一般):無料
事前予約:不要
展覧所要時間:約5分
混み具合:ストレスなし
展覧撮影:全て不可(外からの撮影は可能)
URL:https://gallery.noevir.jp/iwago2023/index.html


▶︎  アクセス

ノエビア銀座ギャラリーは、銀座駅から徒歩約5分。近くに、ドーバーストリートマーケット銀座やユニクロ銀座、大日本印刷が運営するggg、資生堂が運営する資生堂ギャラリーなどがあります。

住所:東京都中央区銀座7丁目6番地15号

▶︎ ノエビア銀座ギャラリーとは

外から見たエントランス。ギャラリーはこの写真に写っているスペースのみ

ノエビア銀座ギャラリーは、ノエビアが運営する小さなギャラリーです。ノエビアホールディングス本社1階のエントランスホールを利用しており、誰でも気軽に入れます。
また、土日も運営している点がありがたいです。

公式HPにギャラリーの目的や経緯など何も書かれていません。化粧品企業が本業とは別のギャラリーを経費をかけて運営するのだから、企業のブランディングのためにも掲載した方がいいし、株主としても非効率な経費をかけていないのか気になると思いました。

▶︎ 「岩合光昭写真展 どうぶつ家族」

展覧会のポスター

動物写真で有名な岩合さんの写真の中で「家族」に的を絞った展覧会です。岩合さんといえば「猫」ですが、この展示では様々な動物で構成されています(もちろん猫の家族の写真もあります)。

一緒に入った子供と「この動物は何だ?」と話しながら観ていました。写真パネルは全部で15枚ほどのため、すぐに見終わります。ぶっちゃけ深い感想や気付きはなく「かわいいね」で終わりました。

過去の展覧会は「"土門拳が撮った藤田嗣治"展」や「和の染"現代に息づく伝統文様"」など、取り扱うジャンルに決まりはないみたいです。

展覧会の右側。館内は撮影禁止だが、外からは撮ってok
展覧会の左側。警備員の方が1人座っています
(2022年1月)写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」@横浜情報文化センター

銀座において無料でサクッとアートを観られるのは大変ありがたいですが、規模や内容としても、化粧品企業がこの規模のギャラリーを運営する意味があるか?と思いました。

このギャラリーはノエビアホールディングス1階のエントランスにあります。来客があった際の会話のネタにしかならないのではないでしょうか。もしくは、長い歴史(2007年オープン)もあるため、止める決断ができず何となく続けてしまっているのではないか、と思いました。

化粧品業界は販管費比率が高いため(ノエビアHD:50.2%)、ギャラリーを運営するくらいの経費は気にならないのでしょか。直近の決算スライドに増益の背景として「販売費及び一般管理費の効率化」とありましたが、費用対効果を考えた際、ギャラリーを止めるのが最初にくる効率化策なのでは。
なお、直近で営業利益率が18.6%と高いのは驚きました。実は優良企業ですね(資生堂の営業利益率は3.5%)。

▶︎ ノエビアとは

そもそもノエビアとはどういう企業なのか改めて調べてみました。
もちろんメイン事業は化粧品です(そのほかに「医薬・食品事業」として南天のど飴や眠眠打破も扱っています)。
日本の化粧品業界の中で売上は、8位前後です(資生堂の約5%の規模)。

アニュアルレポート(≠統合報告書)は、英語のみで全17ページと最小限のボリュームです。アニュアルレポートの中や、企業HPの中で投資家にとって最も重要な「経営者メッセージ」がないのは気になりました。

取締役会の構成は、社内取締役(5名)が多いですし、社外取締役(6名)は全員が企業経営者ではなく弁護士とバランスに欠けた構成です。これでは社外取締役を置く意味があまりないのではないでしょうか…。
東証のプライム市場に上場しているものの、見れば見るほど、保守的というかジャパニーズレガシー企業な印象を受けました。

▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?ギャラリー自体は小規模ですが、銀座に行った際にフラッと寄るのでおすすめです(土日も運営)。ノエビアという企業について知る良いきっかけにもなりました。

▶︎ おまけ

▶︎ 行けなかったギャラリー

キヤノンギャラリーの外観(閉まっている)

この日、キヤノンギャラリーとホワイトストーン・ギャラリー銀座新館にも行きたかったのですが、日曜・月曜は休館日で行けませんでした。両方とも前から気になっていた展覧会だったので残念でした。美術館と違って、ギャラリーに行くときは土曜日に行くべきだと勉強になりました。

▶︎ クロムハーツ銀座

外観にあるモニュメント

最近、入荷連絡が廃止になったクロムハーツ。欲しい商品がある際は、実際に店舗へ訪れるしかありません。この日も寄りましたが、2階のアクセサリー売り場は品薄ですっからかんでした(まだコロナによる生産や物流の乱れの影響があるのか、インバウンド需要によるものなのか)。

▶︎ 今日の美術館飯

リビスコ 銀座店 (東京都/東銀座駅) - GELATO シングル (いちご) (¥650)

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