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大涌谷レポ:人生で1度行けばok。美術館とセットの観光がおすすめ

【約2,600文字、写真約25枚】
箱根にある大涌谷おおわくだにに初めて行ってきました。その感想を書きます。

初めて行った活火山は良い経験になりました。ただし、感想は「なるほど」止まりで、人生で一度訪れればいいかな、と思いました。なお、近所に素敵な美術館がたくさんあるため、大涌谷とセットの観光がおすすめです。


▶︎訪問のきっかけ

夕方の海賊船

秋も深まり、どこか少し遠くへ行こうと思いました。東京圏に住んでいながら、今まで名前だけは知っていた「大涌谷」に行ったことがなかったため、人生経験も兼ねて行ってみることにしました。

▶︎大涌谷とは

大涌谷は、およそ3,000年前の噴火によって神山(標高1,438m)が崩壊してできました。現在もあちこちから硫化水素を含む噴煙が上がっています。そのため、樹木は立ち枯れ、岩石は粘土化して赤茶けた山肌が見えています。沸き立つ湯釜、白煙を吹き上げる噴気孔など、火山のダイナミックな活動の様子を観察できます。

観光協会公式サイトより

大涌谷は、富士箱根伊豆国立公園ふじはこねいずこくりつこうえんの一部です。wikiによると、過去に何度か噴火の兆候があったり、地震が起きるとロープウェイが休止になったり、今でも活火山であることが分かります。まさに「地球の息吹をそのまま」感じ、学び、楽しむ場所だと思いました。

「国立公園」の目的は、すぐれた自然を守り、後世に伝えていくことです。そのため、国が指定、保護、管理する役割を担っています。日本に国立公園は、富士箱根伊豆国立公園も含めて34つあるようです(環境省より)。

▶︎大涌谷へのアクセス

ロープウェイは台数が多いため、比較的早く乗れます

私は、自宅→バス(約2時間)で桃源台→ロープウェー(約20分)で大涌谷というルートで行きました。初めは電車を考えていました。しかし、色々調べるうちに、小田急箱根高速バスがあることを知りました。

小田急箱根高速バスなら、新宿から片道を約2時間半、約2,000円で行けます。途中、池尻大橋などからも乗車することができます。電車を使うと4,000円以上かかり、時間もバスとあまり変わらないため、バスがおすすめです!

“第3新東京市”として「エヴァンゲリオン」の舞台となった箱根
エヴァンゲリオン初号機
ネルフ本部をイメージしたデザインの大規模なラッピング

桃源台は、海賊船乗り場、レストラン、お土産売り場がありました。海賊船は往復約1時間かかるようです。箱根付近はバス移動が多く、早い時刻に閉まる施設が多いため、時間に余裕をもって行動する必要があります。

海賊船は外国人に大人気

桃源台からロープウェーで大涌谷へ向かいます。料金は往復・大人2,500円です(高い…)。ロープウェーは短い間隔で運行しているため、並ぶ時間は案外短かったです。お客さんの過半数は外国の方でした。

ロープウェーは大人一人往復2,500円(高い…
ロープウェーから見た海賊船
ロープウェーから見た桃源台の景色

なお、大涌谷は16時で閉園、ロープウェーも16時付近に閉まります。箱根付近を観光する場合は、時間配分に要注意です。

ロープウェーの最終便も早い
桃源台の売店は17時閉店(お土産買得なかった…

▶︎大涌谷での過ごし方

大涌谷に到着!

大涌谷での所要時間は、多めに見てランチを食べないなら約1時間、食べるなら約1時間半です。大涌谷自然研究路入場をする場合、+アルファです。

地面が黄色く、煙が出ている
大涌谷くろたまご館 (神奈川県/強羅) - 名物 黒たまご 4個入・塩付 (¥500)

「黒たまご」は記念に食べる価値あり。食べると7年寿命が伸びるという迷信があるそうです。ただし、味はただの茹でたまごです。

子供に大涌谷で一番印象に残ったものを聞くと「たまごが美味しかった!」とのこと。値段は高かったですが、子供の記憶に残って良かったです。

(略)黒くなるのは、籠に入れた生たまごを「たまご池」と呼ばれる約80℃の温泉池で茹でている間に、温泉池の成分の鉄が付着し、これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)になるからだ。(略)黒たまごが誕生したのは1955年。設立されて間もない奥箱根観光株式会社が箱根名物として、温泉池の特性を利用してつくったところ評判に。(略)「最初は5個1袋で400円だったそうです(現在は4個500円)。当時、たまごはまだ贅沢品。箱根土産に買い求められるお客様が多かったと聞いています」

SORAより
大涌谷から見える富士山
大涌谷自然研究路に入る場合は、予約が必要
新泉の湯
大涌谷延命地蔵尊
車で来ることをお勧めします

大涌谷にあるものは、大涌谷くろたまご館、箱根ジオミュージアム、大涌谷延命地蔵尊、数件のレストランです。正直、はるばる何時間、何千円もかけてやってくる場所かは微妙な印象です。ただし、「大涌谷」の名前はよく知られているし、人生で一度は訪れる価値はあると思いました。

▶︎まとめ

みんなを笑顔にする黒たまご。赤のペアルックが素敵

いかがだったでしょうか?大涌谷は、珍しい活火山を観察できる風光明媚な場所です。しかし、訪れた感想は「なるほど」止まりで、現地でやることはあまりない、アクセスが悪いことから「人生で1度行けばいいかな」と思いました。なお、この近所にある岡田美術館はおすすめです。

▶︎箱根のおすすめ美術館

箱根周辺は素晴らしい美術館がたくさんあります。私が行ったことがある中からいくつか紹介します。おすすめは、朝一番で大涌谷を観光し、バスでそのほかの美術館をめぐるルートです。

✔️ 彫刻の森美術館

野外・屋内にたくさんの現代アートが設置されています。また、自然も感じられて、子供も遊ぶ場所もあります。箱根旅行のテッパンです。

彫刻の森美術館(2014年8月撮影)

✔️ ポーラ美術館

化粧品企業のPOLAが運営する美術館。モネやルノワールなど印象派の作品が充実しています。展示方法のセンスも高いたため、満足度が高いです。

ポーラ美術館(2019年8月撮影)

✔️ 岡田美術館

パチスロ機で財を成した岡田氏の私設美術館。陶磁器、日本美術を中心に所蔵品の数が膨大、展示のセンスも抜群。なお、入館料が2,800円と高額。

そのほか、 私は行ったことがない美術館で、箱根美術館箱根ラリック美術館なども有名です。

▶︎今日の大涌谷飯

極楽茶屋 (神奈川県/強羅) - カツカレー (¥1,100)

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