自分は毎年楽しみにしている劇がある。そう、

明治大学シェイクスピアプロジェクトだ。

初めに書いておくが回し者ではない。超部外者ですすみません。ただただ感想を書きたい故にこの記事を投稿します。今年もめちゃくちゃ良かった。

・明治大学シェイクスピアプロジェクトとは？

略してMSP、それは明治大学の学生がプロデュースから翻訳上演全部やる劇。授業の一つなのかな…？受験期に見た時シラバスにのってた気がする。わからん。大学違うので

毎年明大の駿河台にあるすごいでかい劇場？ホール？で公演をされている。チケット代は無料。ほんとに無料でいいのか…？！というレベルにもかかわらず無料なのである

友人がMSPの一員だったのをきっかけに観に行くようになったが、ほんとに一階席？前側？はチケット激戦区レベルに超満員の人気の舞台だ。無料だし、あまり観劇に親しくない人も行きやすいんだと思う。

なんと今は過去公演もWebページから見られるようになっているらしい。すごい！ご興味ある方はぜひ。

今年のはこちらから見られます！

去年はオンラインのみ、今年は有観客だったけど本当にこのご時世プロが舞台やるのも大変なのに本当にすごい、お疲れさまでした…という小並感想を述べつつ見終わった後に書き殴っていた感想を貼っていきます

・翻訳

今年も翻訳がすごい！滑らか！えげつない文章量！ほんとに毎年翻訳からやってるのすごすぎる。

今年個人的に一番表現が好きだな〜と感じたのはロミオ、あなたは何故ロミオなの？のあの有名シーン付近。マキューシオたちの隠れてたい奴を探すのが云々あたりから。

あのシーン自体有名シーンになるだけあって元から好きだとか気持ちを表現する素敵な比喩がたくさん出てくるところなんだろうとは思う。

けれどもやっぱり役者さんたちのテンポも良くて聴きやすかったし素敵な台詞たくさんすぎて、ああ〜恋愛ドラマよりもシェイクスピア作品の恋愛の方が好きなのはここの台詞回しからなんだなと思った。

・舞台美術と照明

自分はステンドグラスのオタクなんですけど、もうこれほんとステンドグラスとあの照明の配置だけでスタンディングオベーション。涙が出てくる。

わ〜、上にステンドグラスが。教会かあ〜綺麗だなと思ったら奥側の照明をつけるとドセンどんぴしゃにステンドグラスの色が落ちる。ウワー！！！となりましたね。

要所要所でほんと最高すぎてうわー！握手したい！これはスパチャだわ…と思ったけど、

一番好きだったのはやっぱ2人の結婚のときの周囲暗転(ブル転？)時のステンドグラス照明メインのあの台詞のないシーンですね。シェイクスピア作品台詞まわしが本当に面白くて楽しくて好きなんだけどあれはあの情景で魅せられた。すごい！！

・音楽

個人的にダンスパーティーのシーンとカテコ時の曲がかなり好きで(確か他にも何曲かあって結構みんな好きだった)、

そういえば曲ってどうしてんのかな？と思ったらサックス？の方の作曲なの？！！！これも学生作だったの？！と泣きました。楽しい素敵音楽、それも合奏で作れるのすごすぎる。最強です。好きでした。

・演出？

今回メタ…？ネタ？っていうのかなんていうのかわからなかったけどすごい現代物がたくさん出てきて笑った。

自転車wwまじかと思ったけど、薬売りの空き缶とか、当時の時代背景がわからない人にもお金が無い人なんだ！とわかりやすい気がした。いやわからんエナジードリンク出したいだけだったら深読みだけども

エナドリ出てきてええっ！！このいい場面でネタで来る？！新しいな？！と思ったけど役者さん達の素晴らしい演技で全然気にならなかった、面白いのに泣けるじゃん…死のエナドリ…

光も何使ってるのかな？って思ったらスマホライト？？？？なの？わからんけどそういうアプローチも面白くて好き！いいね！

・役者

乳母〜〜〜！！！！好きです！！

あの文章量をあのテンポでミスりもせずつらつらと…ほんとすごい。どうなってるんだ。まじでつよい。それも聞き取りやすい。びっくりした…色々おもしろキャラでほんと見てて楽しかったです。私もそんな役やりたい…！！！

主役2人とも、特にロミオがまじで聞き取りやすかった！2人とも長文たくさんあるし小声もあるし(多分)ほんとすごい。

アンサンブルを2人の壁？として表してたのかな？おもしろ！って思った。一人一人乗り越えて回して？いくところも面白かった。

見ててあ〜！なるほどこうねなるほどってなったりここもっとこうすれば…！と思ったところもあったのでとても勉強になった。舞台したいな！

・まとめ

このご時世、それも超莫大人数でPCRで誰も陽性にさせないのほんっと全員がきっついだろうし大変だったよな…と思うと震えます。ほんとにお疲れさまでした…今年も最高でした！

元MSPの友人からは感想はTwitterで直リプすればいけるよ！って言われたけど流石にこの文量を送りつけるのは気が引けるのでここに供養します。何かの機会があったら好きですと伝えたい…！