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素浪人引退編集者 神戸在  情けなく変化して行く世界を悲しみながら、 自分が体感してき…

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素浪人引退編集者 神戸在  情けなく変化して行く世界を悲しみながら、 自分が体感してきた混沌の時代を 少しづつ思い出しながら綴る。 お返しはようしませんので悪しからず。

最近の記事

神戸ってちょっと異文化なまちでしたか!?菊地由紘さんにインタビュー

菊地由紘さんにインタビューさせていただくことになった。 菊池さんについては、北野異人館倶楽部を創設された方としてみなさんご承知の通り。北野町に生まれ育ち、異人館倶楽部3棟を設けるまでに至る菊池さんの足跡をたどることで、神戸の文化の成り立ち、変遷を探りたいと思う。 菊池さんに当時のさまざまな記憶を呼び起こしてもらって、 神戸のハイカラ文化形成について振り返りながら そうだったのか、と納得したいなぁと勝手に思っている。 公の歴史資料などに残されることの少ないナマの生活文化、ライフ

    • 記憶のままと実証検証

      記憶って往々にして、知らぬ間に都合のいいように書き換えられている。なので、ここで書いていることに間違っていることや事実と異なっていることも多い。同じ事象について同時期に一緒にいた奴と話すと、いやいやそうやなくて、と百出してしまう。これほど違うのか、とびっくりする。ここでは自分の記憶のままに綴っている。勝手だからね。名称とかタイトルとかいった最小限のことは一応確認しているけれど、年代とか関連性とかについては調べていない。そいつをやり出すと、また次の疑問とかが現れて、調べているう

      • 1964 神戸でその2 音楽 フォークソング

         この頃聞いていたのはほとんど洋楽と言われているジャンルだった。テレビでは音楽番組も結構あって洋楽を日本語で歌う和製ポップスみたいなのが多かった、これはまた別の機会にでも。  音楽を聞くのは45回転のシングル盤、お金がたまればLPレコード、あとはラジオ、関西ではラジオ関西の”電話リクエスト”、電波が悪かったけど、広島あたりから流れてくる米軍のFEN放送。よく流れてきたのはエルビス・プレスリー、チャック・ベリー、ファッツ・ドミノ、クリフ・リチャード、パット・ブーンなどなど、これ

        • この世はcacophony

          cacophony=不協和音 ずっと気になっているこの言葉について 2012年から毎年参加していたBurning Man という催しがある。アメリカネバダ州北端のBlack Rock砂漠で毎年8月最終週から8月第1週の7日間に渡って開かれる大集会。何もない砂漠を州政府から借り受けて巨大キャンプが張られる。アメリカ人のやることはスケールがでかい。規模としては、神戸で例えるとポートアイランドから神戸港にかけての面積、主催者は基礎的な設備、例えば本部、医療設備、警備隊、消防、などな

        神戸ってちょっと異文化なまちでしたか!?菊地由紘さんにインタビュー

          1964 神戸で その1

           高校2年生。フォークソング、IVY、ロンドンポップ、そしてビートルズ。ついでに東京オリンピック。ちょうど修学旅行の専用夜行列車(当時は修学旅行用の夜行列車というのがあったのだ)、下関あたりで往路と復路の列車がすれ違う。どこの学校かもわからないが互いに車窓から首を出して、お前らどこからや、と声を交わす、そして東洋の魔女の金メダルを知る。宿泊先では箒やバケツを楽器に見立ててビートルズを熱唱するにわかバンドが喝采を浴び、とんでもない盛り上がり、日頃相当厳しかった風紀担当教師たちも

          1964 神戸で その1

          映画 PERFECT DAYS で、        いろいろいろいろ思い起こしたことなど。

          ヴィム・ヴェンダース作品 役所広司演じる平山、これから平山さんって呼んでしまいそうやわ。一人芝居にいろんな脇役が突っつきに寄ってくる感じ。平山の年齢設定は60歳代を超えているかな。東京物語縁側の笠智衆さん、生きるブランコの志村喬さんを思い浮かべてしまった。きっとこの役をやりたかった役者さんようけおられるやろね。せめてラストの2分間のシーン、他の役者でも想像してみる。。。 ヴェンダースのインタビューがyoutubeにあがっていた、あれは撮り終わったあとだよな。ちょっと不思議なの

          映画 PERFECT DAYS で、        いろいろいろいろ思い起こしたことなど。