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銀座ギャラリー&路地裏巡り(東京都中央区・銀座駅〜有楽町駅)

昨年あたりから何度か訪れている銀座のギャラリー。どれだけ行ってもまだたくさん存在するギャラリーの中で未訪問であるギャラリー中心としつつ、面白そうな展示をしているギャラリーを訪問。企画展がガラリと入れ替わっている。

・ホワイトストーンギャラリー(東京都中央区・銀座駅)
初訪問のギャラリーとなるホワイトストーンギャラリーでは、セバスチャン・ショームトンの展示を開催。どこか見たことのあるキャラクタとどこか見たことのある絵の構図が挑戦的と言える。

ホワイトストーンギャラリー 著作権スレスレみたいな感じが良い

ついでにこの辺りの路地裏も歩いてみたりする。銀座は小さな路地がたくさんあって面白い。

ちょっと路地裏でも歩いてみちゃおっかな

・ギャルリーためなが(東京都中央区・銀座駅)
安定したクオリティの絵画作品を展開しているギャルリーためながの常設展では智内兄助や菅原健彦の作品を紹介しつつ、藤田嗣治やローランサンの作品も備えている。次回の展示メインとなるトム・クリストファーの作品も紹介。さすが歴史のあるギャラリーだけあって扱っている作家も粒ぞろい。

ギャルリーためなが 智内兄助いいな

・ノエビア銀座ギャラリー(東京都中央区・銀座駅)
写真展を中心に展開しているノエビア銀座ギャラリー。モリーこと熊谷守一を映し取った藤森武による写真展を開催。仙人と呼ばれた画家である熊谷守一のエピソードも交えながら楽しく紹介している。表札がよく盗まれていたり、囲碁をすれば出鱈目に碁石を並べているだけだと評されたモリーのユニークな一面が垣間見える。

ノエビア銀座ギャラリー モリーをきっと好きになる
あらこんな小路も通れるのね

・月光荘画室2(東京都中央区・銀座駅)
銀座の誇り老舗である画材屋の月光荘。本館にあるギャラリーの他に、離れた場所にもう一つのギャラリーがある。月光荘画室2ではグループ展を開催。かなりコンパクトな室内で関係者が集まっていた。居心地の良いギャラリーなのかもしれない。

離れた場所にある月光荘画室2は雰囲気が良い
おやまあ電線が混線してますよ

・資生堂ギャラリー(東京都中央区・銀座駅)
資生堂ギャラリーでは岡ともみ、ユ・ソラ、佐藤壮馬の3人による合同展を開催しており会期によってその3人の会期が異なる。今回は3人目となる佐藤壮馬による「おおかげのうつろひ」という記憶を記録するための作品を紹介している。大雨により倒壊した岐阜県の神明神社にあった大木の記憶を辿りながら、地域に根ざしてきたその歴史を紐解いている。

資生堂ギャラリー 佐藤壮馬の創る大木の記憶
え こんなところに神社があるんですか(しらじらしく)

・GINZA SIX(東京都中央区・銀座駅)
銀座六丁目にあることから名付けられたGINZA SIXは各種ブランドショップが多く並ぶ中でアート発信の場所としていくつかのギャラリーも存在する。
ArtglorieuxではSIGN OF A NEW CULTUREと題して現代アートを中心としたアーティストの作品を紹介。
蔦屋書店ではWOWやCOIN PARKING DEVIVERYの作品展が開催。

Artglorieuxでは立花光朗やダミアン・ハーストの作品と出逢える
蔦屋書店のWOW
BLUEなのにRED一色
実際クラシックだねえ

・POLA MUSEUM ANNEX(東京都中央区・京橋駅)
POLA MUSEUM ANNEX
では彫金を手掛ける西島雄志による企画展「瑞祥-時の連なり」が開催。展示室を3つに分けて照度を抑えた印象的な展示。自らの手で渦状に巻いた銅線のパーツを一つずつ繋げていくことで出来上がる動物たち。鹿や八咫烏など神話に近い動物を捉えており、神の息吹を感じさせるような作品となっている。

POLA MUSEUM ANNEX 西島雄志展は実に良い

・ギャラリーSOL(東京都中央区・京橋駅)
ギャラリーSOLでは光のアーティストである田中清隆による展示「影光浴」を開催。光を素材とした立体造形作品で活動している作家による3点のインスタレーション。照度を落とした室内で明滅する光が美しい。

ギャラリーSOL 田中清隆の「影光浴」というタイトルも良い

・柴田悦子画廊(東京都中央区・京橋駅)
柴田悦子画廊
では写実画に定評あるむらまつちひろ個展「Shangri-La」を開催。写真と見紛うような緻密な絵柄の中に、モデルのアンニュイさを上手に切り取っている印象的な展示。

柴田悦子画廊 むらまつちひろ展 写真と幻想の狭間でたゆたう

・Oギャラリー(東京都中央区・京橋駅)
Oギャラリー
ではコレクション展としてベルギーの作家エンク・デ・クラマーの作品を紹介。赤と黒を基調とした抽象画の中には生と死の匂いが連想される作風となっている。隣室では対照的に南仏のような明るい色彩で描く山田麻意の版画展を開催。

Oギャラリーは展示室が2つに分かれている

・GOOD DESIGN MARUNOUCHI(東京都中央区・有楽町駅)
少し前に「世の中を良くする不快のデザイン展」でもって大好評となり皮肉にも行列をもって不快そのものを体現したGOOD DESIGN MARUNOUCHIでは今度は「グッドデザインではじめる新しい生活」という真逆のテーマで開催。施設のタイトルそのものであるこちらの展示ではグッドデザイン賞を受賞した作品を中心に新生活に突入する上で試してほしい製品を紹介している。

GOOD DESIGN MARUNOUCHI 今回は行列なくてスムース
ちなみに今回のベストオブ路地は松屋通りに面したこの路地

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