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☎️母の妹の訃報を聞く 2/23(木)

数日前、母の妹(叔母)の逝去の話をしたが、訃報は当然その前に届いた。
従兄弟から朝に連絡があって、午前7時3分、病院で息を引き取ったという連絡があった。
死因は誤嚥性肺炎からの多臓器不全、まあ大まかに言って老衰である。
享年85歳だった。

訃報を聞いてまず母に伝えようと思ったが、母はこの日デイサービスだった。
葬儀はほぼ間違いなく翌日か翌々日だ。
と、すると、知らせてすぐに帰宅させると、入浴していない状態で葬儀に出ることになるかもしれない。
夕方知らせることにした。

夕方までには、いとこから葬儀が翌日の午後一時に決まったと追報がある。
100キロほど離れているので、午前中に出る予定で、まずは自分の準備を済ませ、夕方母が帰宅した時間帯を見計らって電話した。

「落ち着いて聞いて。
おばちゃんが…。」
から始まる訃報を告げたところ、母は一瞬取り乱したが、前年形見分けを済ませていたこともあってか、自分なりに妹の死を消化しようと、早口で口走り始めた。
「ああー、ちいさんは何歳やったかね、85ね。
お父さんと同じやね。
85が人間の限界かもしれん。
85で、人間終わりやね!」
…米寿に言われても。

葬儀に参列するのは高齢者が多いのだから間違ってもそんなことを口走らないように告げて、とりあえず実家に向かう。

行ってみたら、書斎の本棚の下の段に収納していた住所録やノートが何故か出されていた。
そこは父の遺品だから、父方のしかないで。

母に一つ一つ必要物品を準備するように言い、他のものと混ざるので、客間に一式置いて置くように言ったが、こちらが香典を準備してから客間に行ってみたらひどい有様だった。

脱皮

試着したらしい。

スカートでは寒いというので、なんでもいいが一式揃える。

ソファを占拠する母物品

これだけ用意しても翌日はグチャグチャだった。

ついでの人が香典を用意していたら、
「あんた、新札にしとき!」
というので、ダメだと止めたら
「なんでね!綺麗な方がよかろうもん!」
と叫んでいた。

そういえばこの人、父が死んだ年にも玄関の正月飾り出してたなと思ったのだった。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。